やめてやる.1 ページ2
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ナムジュン side
思わず、勢いで出てしまった宿舎。
行く宛てもなく、ただフラフラと街を歩く。
armyに、
“RMが街を一人で歩いてたよ！何なのあの人！こわ！！”
なんて事を言われないよう、
サングラスとパーカーのフードでそれとなく自分を隠す。
皆が探しにでも来ない限り、俺は宿舎に戻れない。
……だってさ？！めっちゃ惨めだろ！！
どの面下げてあそこ戻るんだよ。
…てか俺、悪くないよな。
最近妙にまとまりがなくなっていた俺達。
armyの前で歌う度に、SNSではがっかりだったというコメントがチラホラ見受けられた。
そのせいで皆、ダンスの練習もやる気出さないし、歌の出来だって、以前より確実に下がっていた。
パンPDにも言われて、
どうしたら皆をまとめあげる事が出来るか、
別の作業と一緒にそっちの問題も解決しようと頑張った。
でもさ、俺がどれだけ頑張っても、アイツらが変わろうとしなければ無理なんだよ。
何一つ、俺の頑張りと想いは、伝わらなかったんだ。
そりゃやめたくなるだろ。
俺本気だからな。
空を仰ぐと雲ひとつ無い青空が広がっていた。
時計は12時を指している。お腹すいた、
取り敢えずどこかで腹ごしらえでもしよう。
俺は目の前にあったカフェで休憩を摂る事にした。
有名どころだからこの時間は滅茶苦茶混んでる。
こりゃ相席頼むしかない。
注文を終え、辺りをキョロキョロ見渡して、なるべく男性が1人で座る席を探す。
……くそ、彼女持ちばっかだな。
ようやくお一人様を見つけたが、
そこに座っていたのは女性。
忙しそうにパソコンを弄っていた。
もう他に席は空いてない。
仕方ないが、この方に相席をお願いしよう。
「すみません。相席良いですか、？」
『え、あ！いや、御免なさい！すぐ退きます！私食べ終えてるんで！』
「いやいや！お仕事されてるんでしょう？僕の事は気にせず、終わるまで作業されてて下さい」
『…あ、えっと。ではお言葉に甘えて…あ、食事の邪魔はしないので！ご安心を！』
「ふふ。大丈夫ですよ」
面白い人だ。
なんかもう、どっちが相席頼んでんのか分かんないわ。笑
俺は失礼しますと頭を下げて席に座り、
黙々とご飯を食べ進めた。
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なの花(プロフ) - ゆっぺさん» 嬉しいお言葉有難う御座います(;;)リアルの方が忙しく中々更新出来ずすみません…気長に待っていただけると嬉しいです！ (2021年7月22日 10時) (
レス) id: 2f2d748347 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぺ - 続きめっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年7月18日 21時) (レス) id: ae79b7a2e8 (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - ユンジさん» 有難う御座います(;;)大量更新出来たらなと思っておりますので、是非楽しみに待って頂けると幸いです。 (2021年7月15日 23時) (レス) id: 2f2d748347 (このIDを非表示/違反報告)
ユンジ(プロフ) - 無理せず頑張ってください (2021年7月13日 20時) (レス) id: 92f624d404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの花 | 作成日時：2021年7月11日 12時
