番外編.3 ページ38
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オンニからのアドバイスは、至ってシンプルなものだった。
「ズバリ！一緒に寝よう作戦よ！！！」
『い、一緒に寝よう作戦…？』
「同じ宿舎なんでしょう？二人は一緒に寝たことあるの？」
『…ないですね』
「今晩、一緒に寝ようって誘ってみなさい！きっと更なる幸せが待ってるわ！」
私は宿舎へと向かう車の中で、オンニとのやり取りを思い出してはため息を着いた。
オンニの寝るって言葉、別の方の意味に聞こえるんだよな…
多分だけど、そっちの方の意味も含めて言ったと思う。だってオンニだもん。
「大丈夫？体調悪い？」
『え、あ、いや！！大丈夫！はははっ』
急に隣に座っていたナムジュニオッパに話しかけられ、思わず肩を揺らす。
心配そうに私の顔を覗くオッパの表情が可愛くて、それだけでキュンとする。
どのタイミングで言えばいいんだろう。
今？ご飯食べてから？お風呂上がり？それとも寝る直前？
いつ言っても間違いな気がしてならない。
でも一度でいいから、好きな人の腕の中で眠ってみたいもの。
…よしっ。
宿舎に着くと、各々車を降り中へと入る。
私は先を歩くナムジュニオッパの服を掴んだ。
『オッパ』
「ん、どうした？」
『あ、えっと…あのね、』
いざ本人を前にするとなかなか言えないっ…！！
額にじわりと変な汗をかいているのが嫌でもわかった。
心臓バックバクで、今にも口から出そう。
は、早く言わなきゃ。
私は精一杯の勇気を振り絞った。
『今日、ナムジュニオッパと一緒に寝たい…っ』
「………へっ、？」
オッパの口から出たとは思えない、なんとも腑抜けた声。
見れば目を大きく大きく見開いて驚いていた。
『あ、変な意味とかじゃなくて。二人でたまには寝たいなって…だめ、かな？』
「……今夜は、ユンギヒョンとちょっと予定が…」
明らかな動揺と、泳ぐ目。
…絶対嘘だ。
『…わかった！ごめんね、急に。行こっ』
「あ、あぁ…」
分かんないけど、
多分一緒に寝たくなかったんだろうな。
仕方ない、
私が急に言ったのも悪いもの。
でも、やっぱりショックだ。
私は、早足で宿舎の中へと向かった。
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sweareternallov(プロフ) - とても素敵なお話でした(*^^*)続きを読みたいです(*^-^*) (2021年7月29日 7時) (
レス) id: 77be6195dc (このIDを非表示/違反報告)
yu9mi1ri3(プロフ) - こちらこそ素敵な物語ありがとうございました！ (2021年7月11日 18時) (レス) id: ca3892477d (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - yu9mi1ri3さん» コメント遅くなりすみません。無事完結致しました！こちらこそ読んで頂き有難うございました◎* (2021年7月11日 18時) (レス) id: 0132065ba4 (このIDを非表示/違反報告)
yu9mi1ri3(プロフ) - 読んでいて凄くあー次どうなるんだろう！ってワクワクしてました♪読んでいてとても楽しかったです！素敵な物語ありがとうございました！ (2021年6月20日 20時) (レス) id: ca3892477d (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - masiroさん» いえいえ！逆に感謝でいっぱいです！成程…とてもとても分かりやすいです(；＿；)丁寧に説明までして下さって本当に有難う御座います！これらに気を付けて訂正、更新させて頂きますね(*ﾟvﾟ*) (2021年6月20日 8時) (レス) id: 0132065ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの花 | 作成日時：2021年6月12日 20時
