好き.26 ページ27
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「A」
『…ナムジュニオッパ』
「終わった？セルカ撮ろうかなと思って誘いに来た」
『…うん、撮る！』
良かった。ナムジュニオッパにはさっきのダサいとこ見られてなかった…
「…俺は今日のA凄く可愛いと思う」
『…え、？』
「…まあ、俺からはこの言葉求めてないか」
そう言って優しく微笑んでくるから…
メイクが崩れちゃうのに、
涙が出そうになる。
『うぅ…ナムジュニオッパ…』
「え、な、泣かないで」
『うんっ、泣かないっ』
「ふふ。いい子だね」
また、頭を撫でられた。
私はナムジュニオッパから撫でられるの、好きみたいで。
無意識のうちにそれを求めてた。
沈んだ心も、ナムジュニオッパのその行動ひとつで少しだけ暖かくなる。
私は、オッパに抱きついた。
二度と離すもんかってくらい、強く強く。
「へ、どうした…？」
『凄くナムジュニオッパにぎゅーってしたくなった』
……あれ？ナムジュニオッパは急に黙った。
『え、あれ。オッパ？』
「…っ、ねえ、もう無理だ俺」
意味が分からなかったけど、私が理解しようとする前に、
ぎゅっと抱きしめ返された。
い、いい匂いする…！
胸板が厚くて、腕もがっちりしてて、
私なんかより断然ガタイもいい。
ずっとオッパとしか見てなかったのに、
急に性別を感じて、顔に熱が集まり出す。
自分から始めた事なのに恥ずかしい！！
『オッパ…』
「ん？」
『は、恥ずかしい…』
「…ねぇっ、もうやだこの子…、」
『え！なに！なんで！！』
支度を終えた他のメンバーが私とオッパの熱い抱擁にぎょっとする。
「何してんだ」
「いいなぁ！僕もハグするー！」
『え！わぁ！』
「え！！僕も！！」
「これは、俺らもやるしかないな」
「皆でハグタイムだー！」
『ちょっと！』
これ今どんな状況か分からないけど、
スタッフさん達が笑ってるし、
明らかに可笑しいのは確か。
「ジョングガもおいで〜」
「まだメイク中だからいいです」
「今日この写真あげてもらお！」
「いいねー！」
わいわい盛り上がる中、少し顔を上げると、一番密着度の高いナムジュニオッパと目が合った。
優しく、本当に優しく、私に笑いかけてくれるから、
近いのもあってか、思わずドキッとしたけど、
自然と笑顔がこぼれた。
さあ、本番まであと少し…
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sweareternallov(プロフ) - とても素敵なお話でした(*^^*)続きを読みたいです(*^-^*) (2021年7月29日 7時) (
レス) id: 77be6195dc (このIDを非表示/違反報告)
yu9mi1ri3(プロフ) - こちらこそ素敵な物語ありがとうございました！ (2021年7月11日 18時) (レス) id: ca3892477d (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - yu9mi1ri3さん» コメント遅くなりすみません。無事完結致しました！こちらこそ読んで頂き有難うございました◎* (2021年7月11日 18時) (レス) id: 0132065ba4 (このIDを非表示/違反報告)
yu9mi1ri3(プロフ) - 読んでいて凄くあー次どうなるんだろう！ってワクワクしてました♪読んでいてとても楽しかったです！素敵な物語ありがとうございました！ (2021年6月20日 20時) (レス) id: ca3892477d (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - masiroさん» いえいえ！逆に感謝でいっぱいです！成程…とてもとても分かりやすいです(；＿；)丁寧に説明までして下さって本当に有難う御座います！これらに気を付けて訂正、更新させて頂きますね(*ﾟvﾟ*) (2021年6月20日 8時) (レス) id: 0132065ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの花 | 作成日時：2021年6月12日 20時
