好き.2 ページ3
.
本番前のメイク時間。
私が憂鬱で仕方なくなるメイク時間。
今日も我が家の黄金マンネはメイクオンニにベッタベタ。
これでオンニがすっごい性格悪くて悪口めっちゃ言ったりする人だったら良かったのに…
「A〜！今日も誰もが振り向くほどのかわい子ちゃんになっちゃおうねー！」
言い回しが妙におっさん臭いのと、このサバサバした性格が男女共にウケる。
本当は私だってオンニの事大好きなんだよ。
『うぅ、オンニぃ〜！！！』
「わっ、どうしたの？」
『もうすっごくすっごく可愛くして！！私の事好きにならなきゃ後悔するんだからってくらい可愛くして〜！』
「え！なんか凄く可愛いこと言い出した！オンニに任せて！飛びっきり可愛くしちゃいましょ！！」
エイエイオー！と何故か拳を突き上げる私とオンニ。
既にメイクを終えたオッパ達が私達を見てくすくす笑う。
『なんですか、何笑ってるんですか』
「こらこら、ムスッとしないの。ジミナが化粧しづらいでしょ」
ジンオッパは笑いながらそう言った。
ジミナ、とはオンニの名前。
名をキム･ジミンという。
たまたまジミニオッパと名前が一緒。韓国ではジミンは男女兼用のお名前だからね。
わざとムスッとした顔を辞めずにいると、
私に近づき頭を撫でる一人のオッパ。
「ふふ、ほら機嫌直して。しっかり可愛くしてもらってね」
『ナムジュニオッパ！』
撫でられるのが気持ちよくて、ヘラっと笑って見せれば、オッパもにっこり笑った。
「…Aヌナ、早くして。僕化粧もう少しだけ直してもらいたいんだから。ジミニヌナも困ってんじゃん」
『あ、オンニごめんなさい』
「いいのよ！ジョングガ、言い方がきついよ！気をつけなさい」
「ふーーん」
うっ、精神的ダメージ…
グクはオンニが絡むと私に途端に冷たくなる。
女の私にも嫉妬してるのか…
オンニは僕のもの！！！みたいな…？
あ、ちなみに、
日本ではグクって愛称らしくて、
実は私も心の中でこっそり呼んでる。
可愛くない？グク。
ま、それはどうでもいいけど。
はは、心痛いなぁ…
私はバレないように、
こっそりため息をついた。
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 686人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジョングク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sweareternallov(プロフ) - とても素敵なお話でした(*^^*)続きを読みたいです(*^-^*) (2021年7月29日 7時) (
レス) id: 77be6195dc (このIDを非表示/違反報告)
yu9mi1ri3(プロフ) - こちらこそ素敵な物語ありがとうございました！ (2021年7月11日 18時) (レス) id: ca3892477d (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - yu9mi1ri3さん» コメント遅くなりすみません。無事完結致しました！こちらこそ読んで頂き有難うございました◎* (2021年7月11日 18時) (レス) id: 0132065ba4 (このIDを非表示/違反報告)
yu9mi1ri3(プロフ) - 読んでいて凄くあー次どうなるんだろう！ってワクワクしてました♪読んでいてとても楽しかったです！素敵な物語ありがとうございました！ (2021年6月20日 20時) (レス) id: ca3892477d (このIDを非表示/違反報告)
なの花(プロフ) - masiroさん» いえいえ！逆に感謝でいっぱいです！成程…とてもとても分かりやすいです(；＿；)丁寧に説明までして下さって本当に有難う御座います！これらに気を付けて訂正、更新させて頂きますね(*ﾟvﾟ*) (2021年6月20日 8時) (レス) id: 0132065ba4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なの花 | 作成日時：2021年6月12日 20時
