キヨ図書館で君と (ページ31)

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どうする？

牛沢「……い……ると…………｣

どうする？

牛沢｢おい！レトルト！」

レトルト「あ！え！なに？」

牛沢「聞いてたか？」

レトルト「あ、ごめん聞いとらんかった！！」

牛沢「大丈夫か？」

レトルト「ちょっと色々思い出しとったわ。」

牛沢「今日はもう帰ろうぜ？疲れてるだろ。」

レトルト「あぁせやな。なんかごめんな。」

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湯船に浸かりながら考える。

俺はキヨくんの恋を応援したい。

だけど悲しんでいるキヨくんは見たくない。

Aちゃんはいい子だと思う。

でもあいつの妹。

豹変してもおかしくない。

そんな危険な子と関わらせなくない。

俺はキヨくんの親じゃないから、キヨくんの恋を諦めさせる権利なんかない。

だけど、誰よりもキヨくんのことわかってる。

接触、してみるか。

レトルト「うーんこれやない。こうでもなくて…ちゃうちゃう。うーーーん。」

1人でぶつぶつ言いながらLINEに文字をポチポチと打つ。

Aちゃんとキヨくん抜きで会って直接聞くんだ。

『君はキヨくんのことをどう思っているの？』

って。

レトルト「これでええな！送るか…」

結局2時間半考えてできた、たった3行の文をAちゃんに送る。

怪盗レトルト夜遅くにごめんね。Aちゃんと2人きりで会って話したいことがあるんだけど、時間作ってもらうことってできる?

この文がまさかキヨくんと俺の関係をぎくしゃくさせてしまうなんて考えもしなかった。

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