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キヨ「なぁ。渡良瀬美月って知ってるか？」
2人でお昼ご飯を食べている時、キヨくんが急に聞いてきた。
レトルト「キヨくんの学年で1番美人って言われてる子やろ？それがなしたん？」
キヨ「いやぁ、今日ってバレンタインじゃん？」
レトルト「そういえば女子がきゃっきゃしとるな。」
キヨ「さっき貰ったんだよね。渡良瀬美月に。」
レトルト「へえ。すごいやないか。」
その子はキヨくんの学年っていうかこの学校で1番の美人って言われてる。
キヨくんは確かにモテるけどまさか渡良瀬美月にチョコを貰うとはな。
レトルト「本命なん？」
キヨ「わからん。チョコここで開けていい？」
レトルト「ええよ。」
キヨくんはポケットから小袋を出して机の上に置いた。
そして可愛らしいテープをそっと剥がし袋を開けた。
キヨ「おお。」
レトルト「うおお。」
お店で売ってるような綺麗なチョコ。
甘い香りがふわっと鼻をくすぐる。
キヨ「すげぇ。」
レトルト「なんかそこに紙入っとるよ。」
キヨ「手紙だ。読むね。
キヨくんへ。
突然チョコなんか渡してごめんね！
頑張って作ったのでよければ食べてくれたら嬉しいです。キヨくん人気だからほかの女の子からもチョコ貰ってるからもう飽きちゃったかな(笑)
でも私の思い伝わったら嬉しいです。
美月
だってよ。｣
可愛らしい便箋に綺麗な字でそう綴られていた。
レトルト「ひゅ〜。流石やな。」
キヨ「やべぇ。ちょっと嬉しいな。」
少し顔を赤らめて満更でもなさそうな表情のキヨくん。
キヨ「いつもホワイトデーのお返しとかスーパーで適当に買ったやつだったから、今年はちゃんとしたところで買おうかな。」
レトルト「キヨくんまでリア充になってまうのかぁぁぁ。」
キヨ「いや義理チョコかもしれないから！まだわかんないって！」
それから２週間くらい経った頃。
キヨくんと渡良瀬美月は一緒に帰ったり、2人でお昼ご飯を食べるようになった。
その度にキヨくんは嬉しそうに報告してきた。
俺はうっしーと行動する時間が増えた。
ちょっと寂しいけどキヨくんが楽しそうだから俺も応援してた。
ホワイトデーの前日。
キヨくんと俺で一生懸命チョコを選んだ。
ホワイトデー当日。
2人は付き合った。
キヨくんはとても幸せそうだった。
俺も嬉しかった。
でも、それは長くは続かなかった。
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どぅ(プロフ) - ほのっぺさん» ほのっぺさんありがとうございます！！頑張ります(o^^o) (2018年5月18日 5時) (
レス) id: 7467d388e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほのっぺ(プロフ) - 新作うれしいです！頑張ってください！ (2018年5月18日 1時) (レス) id: a59da2469f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どぅ | 作成日時：2018年5月17日 7時
