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キヨ「やぁー楽しみだなぁ。楽しみ楽しみ!」
キヨくんは楽しみしかさっきから言ってない。
レトルト「遅刻魔のキヨくんが待ち合わせ時間の20分前に待ち合わせ場所にいるとか明日地球終わるかもな。」
キヨ「いや!好きな子待たせるわけいかないじゃん!もうね、本当に可愛くてさ、いい子で_____」
突然キヨくんの動きが止まった。
一点をじっと見つめ頰を紅潮させている。
キヨくんの目線の先を辿る。
A「遅くなっちゃってごめんなさい。」
キヨ「いやぁ、全然大丈夫だよ〜。俺らも今来たところだからね!ね!レトさん!」
は、いや、
キヨ「レトさん?」
レトルト「あっ。せや!今来たばっかりやから!全然大丈夫。」
嘘だろ
A「ありがとうございます。」
キヨ「えっと、この人がAちゃんに会いたいって言ってさ。」
レトルト「あ、香坂怜斗です。みんなからレトルトとかって呼ばれとるから好きに呼んでな。」
A「あ、えと、レトルトさん、って、呼びますね。」
キヨ「レトさんなしたん?顔めっちゃ怖いよ。」
レトルト「あっ、いやなんでもあらへんよ。」
キヨ「もしかしてっ!」
だめだ。気づくな。やめろ。
キヨ「緊張してるな!」
レトルト「あー、せや!緊張してる!!」
よかった。気づいちゃだめだ。
俺が、キヨくんを守らなきゃ。
キヨ「飲み物頼む?」
A「はい!」
店員さんを呼んで飲み物を頼み、楽しそうに話している2人。
いいのか、なぁ。
A「あのっ、レトルトさんって、関西の、方、なんですかっ?」
レトルト「えっ?」
A「あ、き、急にごめんなさい。気になっちゃって…。」
なんだそんなことか。急に話しかけるからびっくりしたわ。
レトルト「あっ、全然大丈夫やで。そそ。京都出身!」
キヨ「レトさんガチガチだなぁww。」
そのままでいい。
気づかないでいいんだ。
君にばれたらどうなるんだろう。
キヨくん、君が惚れた女の子は、
君のことを散々弄んで捨てたあの女の、
妹なんだよ。
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どぅ(プロフ) - ほのっぺさん» ほのっぺさんありがとうございます!!頑張ります(o^^o) (2018年5月18日 5時) (レス) id: 7467d388e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほのっぺ(プロフ) - 新作うれしいです!頑張ってください! (2018年5月18日 1時) (レス) id: a59da2469f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どぅ | 作成日時:2018年5月17日 7時