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浴槽にお湯が溜まるのを待つ間、ソファの上で北山に覆いかぶさった。

いつもの様に見つめ合って、いつもの様に俺からキス。

引き寄せられるようにまた唇を合わせると、プリンの甘い味が広がった。
なんだか、ますます変な気分になる。

本当、北山のキスってすげー気持ちいんだよなー。
経験豊富そうでちょっとムカつくけど。


北「んっ・・・んんっ・・・あまっ、口の中」

藤「・・・ん、舌だして・・・」

北「ん・・・んあ・・・きもち・・・やば」



風呂に入らなきゃいけないけど、このままでいいかも。



北「・・・なあ、藤ヶ谷」

藤「ん?」

北「家で会うの、ゆっくり出来て好きけど・・・ずっとは無理じゃない?」



きっと、今日の宮田の惚気話聞いて何か思ったんだろうな。



北「もっとさ、こう・・・羽伸ばしたいというか。」

藤「うん。」

北「藤ヶ谷と付き合ってること、もっと実感したい・・・って言ったら女々しい?」

藤「ううん、すげー嬉しい」


言おうとしてることが何となくわかった。
丁度俺も同じこと思ってたから。



藤「ふふっ・・・やっぱキューピットだ」

北「ん?なんて?」

藤「いや、なんでもない。」



じゃあ北山、こういうのはどう?



藤「今度、外でデートしてみる?」



マンションの駐車場ですら一緒にならない、家限定の関係。
俺ら今まで、相当我慢してきたし。
堂々とは出来ないだろうけど、気分でも味わいたいよね。



デートという言葉を聞いて嬉しそうに微笑んで、首に手をまわしてきた。



北「うん、約束な・・・・・・じゃ、続きやって。」

藤「続きって、どこまですんの?」

北「わかってるくせに・・・」



そう言って軽く舌を出した口に、舌を這わせた。




この甘い時間は大切にしないと。

誰にも覗かれない様に。

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設定タグ:藤北 , 宮玉 , BL   
作品ジャンル:ラブコメ
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momomo055(プロフ) - ゆりさん» わお!ありがとうございます!他の方にもシリーズ化希望のコメント頂いていたので・・・嬉しき( *´艸`) (2018年9月25日 20時) (レス) id: 3bb2616e3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - このシリーズ大好きです!!!シリーズ化されてめっちゃくちゃ嬉しいです(*´・ω-)bありがとうございますm(_ _)m (2018年9月25日 18時) (レス) id: 5e7d55f102 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももとも | 作成日時:2018年9月25日 2時

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