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過去(異人館ホテル殺人事件)13 ページ36

はじめ目線







不破「じゃあ、文月花蓮のDNA鑑定はどう説明するつもり?」


金田一「同じDNAを持つ人間はほぼいない」


不破「ええ、そうよ。家族や兄弟でもね」


金田一「けど、いたんだよ。同じDNAをもつ人間が。花蓮さんは生き別れの双子の姉がいたんだよ。人間で唯一、DNAが同じ一卵性双生児の姉がね」


剣持「この中の全員のDNA鑑定をした結果、花蓮さんと同じDNAのやつがいた」


金田一「…それが、あんただよ。不破鳴美、いや、北見蓮子」



───────────────

その後、不破鳴美はすべてを自供した。


事件が解決し、俺と佐木は病院へ向かった。
病室の前へやってくると美雪と竜太の両親がいた。


美雪「はじめちゃん」


金田一「竜太は…?」


佐木父「最期に顔を合わせられて良かった」


佐木「っ!!…兄さんっ」


父親の一言で竜太がそう長くないと悟った。佐木に続いて病室に入る。
無数の管に繋がれた竜太がベッドに横たわっていた。
まるで眠っているかのように。


金田一「竜太…、犯人捕まえたからな?お前の弟、役に立つじゃん」


目を開けることも返事をすることもない竜太に向かい手を握り必死に声をかけた。喋っていないと泣いてしまいそうだった。


佐木「兄さん、僕ね、決めた。不動高校に入る。毎日楽しそうな兄さんを見てたから、僕も兄さんを追いかけたい。それで、金田一さんを撮りまくる」


佐木がそう言ったとき竜太が軽く手を握った。


金田一「今、動いた!竜太っ!分かるか?!」


竜太はうっすら目を開いた。


佐木父「竜太っ!」


佐木母「竜太?母さんよ。分かる?」


竜太「…りゅ、じ…」


佐木「兄さんっ!僕はここだよ!」


竜太はにっこり微笑み、再び目を閉じた。
それから竜太は二度と目を開けることはなかった。




────────────────

推理、適当に終わらせてすみません。
そして、脱線してしまいすみません。

次から温泉旅行編に戻ります。





.

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ひよこ豆(プロフ) - いくらでも待つので頑張ってください!! 楽しみにしてます!! (2015年12月13日 23時) (レス) id: ecc8f06fff (このIDを非表示/違反報告)
紗菜 - この作品大好きです。更新楽しみにしています!頑張って下さい (2015年11月24日 22時) (レス) id: e3b64272aa (このIDを非表示/違反報告)
ゆらイチゴ☆ - 移行おめでとう!これからも頑張って下さい*\(^o^)/* (2015年9月28日 22時) (レス) id: 816d2c8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらイチゴ☆ - 移行おめでとう!これからも頑張って下さい*\(^o^)/* (2015年9月28日 22時) (レス) id: 816d2c8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん愛ing - いつも更新楽しみにしています!これからもがんばって下さい! (2015年8月26日 18時) (レス) id: 9dabcd6660 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモミラ | 作成日時:2015年8月19日 13時

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