佐木くんの事件簿2

温泉1 ページ15

貴女目線







竜二と一緒にお父さんの箸置きを選んだ。
お父さん、喜んでくれるかな。


貴女｢ありがとね｣


佐木｢どういたしまして。お父さん絶対喜ぶよ｣


貴女｢だといいな｣


佐木｢そろそろ戻ろっか｣


貴女｢うん。先輩たち帰ってきてるかな？｣


佐木｢どうだろ。美雪先輩いるし迷子にはならないと思うけど｣


貴女｢そうだね｣


旅館へと戻ってきた。部屋へ戻ると中から笑い声が聞こえた。


貴女｢戻りましたー｣


金田一｢あ、おかえりー｣


美雪｢おかえりなさい｣


佐木｢帰りました。それ、なんですか？｣


金田一｢これか？決まってんだろ、温泉まんじゅう！｣


佐木｢またですか？！｣


温泉まんじゅうを高く掲げて誇らしげな顔をする金田一先輩と、驚きと呆れの表情を見せる竜二。
ほんと、この二人見てて飽きない。


金田一｢よし、二人が帰ってきたことだし温泉入ろうぜ！佐木、行こうぜ｣


佐木｢はい。じゃあ、行ってきます｣


竜二と金田一先輩は先に部屋を出ていった。


美雪｢私たちも行こうか？｣


貴女｢はい。準備しますね｣


美雪｢ここ、浴衣可愛いっ｣


貴女｢そうなんですよ！毎年模様が違うんですよ｣


美雪｢そうなの？｣


貴女｢しかもサイズはいつもピッタリ。女将さん一瞥するだけでその人のサイズが分かるらしいんです｣


美雪｢すごーい｣


貴女｢準備出来ました。行きましょうか｣


美雪｢そうね｣


美雪先輩と浴場へ向かった。






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