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一試合目 ページ4
ダンダン…パンッ、ダン…キュッキュッ…
バレーボール部体育館を前にして響く一生懸命な音。
時々聞こえてくる男の子の声は、
’’男子’’バレーボール部だということを嫌という程強調してくる。
(ああ、憂鬱だ…。いくら孤爪くんが周りと比べて小柄だといえ、
大きい男の子に囲まれることは不回避か…。)
それでもAは名札を返すことだけを目的として勇敢に進む。
名札を返すためだけに。
「はぁ、そういえば私何やってんだろ。」
なんでこんなとこまで来て名札返しに来てるんだろう、と
急に虚しくなってしまったAは言葉を零す。
「名札なんか机の上とか適当なところに置いておけばそれでいいのに。」
何故か、彼が頭から離れない。
直接会って話してみたい。
そんな好奇心がAをここまで呼び寄せたんだ。
(名札、明日朝机の上に置いておこう。今日はもう帰るか、。)
そう思い、踵を返した時。
?「うお、可愛いお嬢さん。うちのバレー部になんか用か?」
「ひっ…!」
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作者名:百。 | 作成日時:2020年7月5日 18時