嬉しい命令 ページ17
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今日は帰るのが遅くなってしまった。
廊下に出ると、外が真っ暗で今にも何かが出てきそうな雰囲気…。
コツコツコツ
あれ、なんか足音がするような…。
少し怖くなって、駆け出そうとした。が、しかし、次の瞬間誰かに腕を捕まれた。
_ギャアァーゆ、ゆゆゆ、幽霊ぃ〜っ!!_
私は思わず持っていたバックで幽霊?をおもいっきり殴った。
_何するんだよ!!_
_馬鹿はやることも乱雑だな。_
真っ暗で見えなかったけど、この声とこのキツい物言い、私が思い当たる人は一人しかいない。
_有一郎くんごめん!怪我とかしてない?汗_
_人を化け物扱いとは、お前はよっぽどいいご身分なんだな。_
_そんなことないって!笑ね、なんでもするから許して!_
私がそういうと、彼は何かを企んだように口角を上げた。
なんか、嫌な予感がするんだけど…汗
_明日の朝俺らの家に来て、無一郎を起こせ。_
どうやら毎朝有一郎くんが無一郎を起こしているらしいが、明日は用事があって一足先に登校しなければならないらしい。
それにしてももっとヤバイことを言われると思っていたから、拍子抜けしてしまった。
ていうか、有一郎くんのお家に行けるとかむしろご褒美じゃない?笑
_そんなのでいいの!?てゆうか、有一郎のお家にいけるとか嬉し過ぎる!!ありがとう!!_
そう言って手を握ると、思いっきり振り払われた。
だけどそれに反して彼の顔は真っ赤になっていた。
_ッ離せ!!//_
_私おかしなこと言ったかな?_
_むしろおかしなことしか言ってないだろ//だいたいお前はいつもそうやって…_ボソッ(誰にでも愛想良くするなよ。
_えっ、何か言った?//_
それって私のこと少しは意識するようになったってことだよね…!?//
それが嬉しくてちょと意地悪してみた。
_アホの空耳だ!勘違いするな。//あと、いつも呼び捨てしろ。_
これじゃああっという間に攻守逆転じゃないか//
私はさっきのことを思い出して急に恥ずかしくなった。
_あれは興奮して思わずって感じなの!//有一郎くんじゃダメかな?_
_何でもするって約束だよな?((圧_
_うぅ、分かったよ。_
でも、呼び捨てされたの嫌じゃなかったんだ笑
まぁ、せっかく無一郎と沢山練習したし、頑張って続けよっかな!
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ももちゃん(プロフ) - 私の気分はさくらんぼさん» ありがとうございます!更新頑張るので是非最後まで見てくださいね! (2021年3月28日 14時) (レス) id: 6feda0f9ad (このIDを非表示/違反報告)
私の気分はさくらんぼ - 私こういう物語大好きです!!これからも頑張ってくださいね! (2021年3月25日 22時) (レス) id: 8517c30d15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももちゃん | 作成日時:2020年8月24日 15時