今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:31,517 hit
小|中|大
第一話 ページ1
小さな私たちの村に突如、2体の鬼が現れた
ここに隠れていなさいと、5つの弟と私を母は押し入れに隠した
聞こえる父と母の叫び
弟の口を必死に塞いで泣き叫ぶのを我慢する
「匂いでわかんだぞー」
そう言いながら、鬼は押し入れの扉を破壊し、私たちを引きずり出した。
『やめて!弟を離して!!』
泣き叫ぶ私と弟
でも次の瞬間、その叫びはひとつになった
引き裂かれる弟の体
鬼はその体を食べるでもなく、その場に捨てた
『あっ……あぁ』
声にならない嗚咽を繰り返す私の髪をつかみ、鬼は顔を覗き込んだ
「やっと柔らかそうな女の肉を見つけたぜ」
「この村、老人ばっかで食う気になれなかったんだよなぁ」
ゲラゲラと笑う鬼の姿に酷く腹が立った緩く抑えられていた手を振り回し鬼から逃れ、台所の包丁を手に取った
「おいおい、それで戦う気か?」
「まじかよ、おもしれぇ!!」
許さない許さない許さない!!
こいつら、絶対に許さない!
『ああーーーっ!!』
叫びながら鬼に向かう。
勝てるなんて思ってない、ただ少しでもいい。家族の仇をっ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
77人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鳥屋 | 作成日時:2019年10月11日 19時