無防備 ページ1
＊
「ん……。…？」
「あ…起きた…」
揺らした睫毛に、ゆっくりと開かれた瞼。
その瞳は、真っ先に俺を捉える。
多分…無意識なのかもしれないけど…
その瞬間、すごくホッとしたように薄っすらと口元が緩むんだ。
「…もぅ…なに？」
「いや…別に。」
俺って今、どんな顔をしていたんだろうな。
俺の楽しみの一つである、彼女の寝顔をジッと眺めている時間。
早く目覚めて欲しいような…
まだ暫く見ていたいような…
ただそれだけで、どうしようもなく幸せだって思えるんだよ。
分かんないかな……俺のこの気持ち。
「おはよ、A。」
不思議そうにこっちを見る彼女にそう言って
「うん。おはっ……」
その返事も待たずに唇を重ねた。
触れるか触れないかの…軽いキス。
もう一度ゆっくりと開かれた瞼に、ほんのり染まる頬。
「んー？」
「バカ…」
寝起きの無防備さが、また俺の心を擽る。
好きだな…本当。
「A、も一回…」
「ちょっと、」
「黙ってろ。」
顎先を掬い上げて、今度はしっかりと塞いだ。
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みなゆき(プロフ) - 兄さんと本当に恋愛してる気がしてすごく身近に感じる表現がドキドキしたりしました。また違うお話しでも萌さんの小説を読みたいです。また戻ってきてくださいね！ (2014年10月7日 23時) (
レス) id: 72b74dd69b (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - 完結ですね〜＊楽しく読ませていただきました｡こんな恋愛できたら幸せですね♪幸せいっぱいもらいましたヾ(^^ヘ)ありがとうございました (2014年9月30日 18時) (携帯から) (レス) id: 1c41261f79 (このIDを非表示/違反報告)
あひる(プロフ) - むふむふふ。私も素直じゃないからなぁ。。。きまり悪い照れ笑い。萌さん最高☆頑張りすぎないで、頑張って下さぃ。 (2014年9月29日 21時) (レス) id: 498d3a83b9 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - かじゅさん» かじゅさん、コメありがとう。大変な心境の中ってか…私が弱いだけなんだよね。誰に求められてるわけでもないのに、義務感と使命感に勝手に押し潰されるの（笑）だから、暫くここを離れます。またフラッと帰ってきた時には、覗きにきて下さいね(*^^*) (2014年3月29日 0時) (レス) id: 6c8785ec3f (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - あんさん» あんさん、コメありがとう〜。頭に場面が浮かぶとか…私のお話でそうさせられることができてるかな？また読みたいって思って貰えるようなお話が書けるように、暫く充電してきます！帰ってきたときには、またよろしくお願いします。コメ、本当に嬉しかった♪ (2014年3月29日 0時) (レス) id: 6c8785ec3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe
| 作者ホームページ：http://www2.hp-ez.com/hp/moenovel/page1
作成日時：2014年3月14日 17時
