もう一度… ページ27
*
彼の向こうに天井が見える。
ぼんやりとした灯りの中に浮かび上がる輪郭…
私を見つめる瞳の温度もあの時と同じ。
だけど一つだけ違うのは…
今夜は互いに酔ってはいない。
だからこの状況が、前よりずっと恥ずかしくて仕方なかった。
するりとネクタイを解いた彼は、私の両側に手をついて見下ろしてくる。
逸らしかけた視線を戻させるように私の頬に手を添えて、軽く触れ合わせただけの唇。
一度離されたそれはまたすぐに重なって、濡れたキスへと変わっていく。
そして、唇の端を撫でる彼の指先…
まるでそれが合図かのように、薄く開いた隙間から差し込まれた舌。
「んっ…ふ…」
分け合った熱に、零れはじめる互いの吐息。
口内から全身へと伝わる痺れに、この身体の火照りはもう止められそうにない。
右手に指を絡められ、ブラウスのボタンに掛けられたもう片方の指先。
私は、反射的にその腕を掴んだ。
「ダメなら、ちゃんと拒んでくれないと。」
彼はきっと、わざと同じセリフを口にした。
そして、私が言うよりも先に…
�爐發γ戮い韻畢瓠弔函�器用にボタンを外しはじめた。
脇腹をなぞった指先は背中のホックを弾く。
直に彼の手に包まれた胸。
先端を掠めた刺激に、私は腕で顔を覆った。
「また隠すの？」
「だって…恥ずかしい、から…」
「じゃあいいけど…」
そう言った彼の唇が、しこりはじめた先端を挟んだ。
「あっん…」
そのあまりの気持ち良さに、私は思わず身を捩らせてしまった。
構うことなくそこを唾液で濡らされて…
私の中心はもう、蜜を溢しはじめているのが分かる。
下着ごとスカートを剥ぎ取った彼は、自分のシャツのボタンを外しだした。
最後まで辿り着く前に、焦ったそうに上から引き抜く姿。
それを私はまた、黙ったまま見つめていた。
*
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ゆみ(プロフ) - 初めてコメントします<m(__)m>続きがきになります！他の作品も読みたいのでパスワード教えて下さいε=ε=(ﾉ≧∇≦)ﾉ (2015年6月22日 16時) (
レス) id: 49f154385b (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - 始めまして。何となく辿り着いた兄さんの小説で、何となく読み始めましたが、とっても兄さんのイメージにしっくりきてドキドキしました。設定も台詞もすんなり入ってきて面白かったです。続き気になります。 (2015年4月12日 5時) (レス) id: d022df3758 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - naricnuさん» naricnuさん、はじめまして^ ^このお話にハマってくださって、ありがとうございます♪パスはメッセージでお知らせしますね♪そちらも確認してみてください(*^^*) (2015年2月4日 20時) (レス) id: 6c8785ec3f (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - ソユンさん» ソユンさん、はじめまして^ ^私のお話を読んでくださって、ありがとうございます♪パスはメッセージでお知らせしますね★そちらも確認してみてください(*^^*) (2015年2月4日 20時) (レス) id: 6c8785ec3f (このIDを非表示/違反報告)
naricnu(プロフ) - 初めまして...初めてｺﾒﾝﾄします。この萌さんの書くｽﾄｰﾘｰにﾄﾞｷﾄﾞｷが止まらずﾄﾞｯﾌﾟﾘ！ﾊﾏってしまって読み続けたら夜が明けてしまいました！(笑)続きが気になり過ぎて仕方がありません...是非私にもﾊﾟｽﾜｰﾄﾞの方をお願いします！切実です(笑) (2015年2月4日 9時) (レス) id: e47cf687e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe
| 作成日時：2014年4月21日 20時
