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「それで、如月ちゃんは何処の方言を喋っているのかしら？ケロ」
『っ！？』
蛙吹が如月との距離を一気に縮める。それに驚いた如月は目を泳がせ、頬を赤く染めた。
『えっ…と…俺は…』
「え、Aの顔が赤い！？」
「本当だ、熱ある？大丈夫？」
「大丈夫かしら」
『ぁ、や、梅雨ちゃん近い…』
「あら、ごめんなさい ケロ」
「もしかして…如月って女の子に耐性無い？」
『うっせ…』
おお、顔すんげぇ赤い。如月って表情読み取り難かったりするからなんか新鮮な気がする。
『轟何か考えてるでしょ』
「何も」
「で、結局は何処なのかしら」
『あー…八百万さんの言う通りで岐阜っす』
「へー方言可愛いね！！」
『かっ…！？』
「また今度連れてって産物教えろよ〜」
『(どしよ…ハッ！！祖母さんの家が岐阜だった！！！このまま観光も兼ねて祖母さん家行くの誘おうかな！？)』
如月なんか考えてんな
『じ、じゃあ！！俺、今度岐阜にいる祖母さん家行くんだけど…観光も兼ねて行く…？』
「…………」
『(あれ？これダメだったヤツ？ダメだったヤツだったら明日から学校行けない)』
「「「「行きたい！！！」」」」
『…へ？』
思ったけどコイツら事前にうちあわせでもしてんじゃねぇかってたまに思う事があるんだよな。「ガッポォォオイ！！」とか
「行く日にちLINEで教えろよ……っと、交換してなかったな。ほい」
『あ、ありがと……』
「１−ＡのグループLINEも招待しとくよ！」
『ありがと……』
「如月ー俺も交換しようぜー」
「俺も」
「私も〜！」
「では私も」
「俺もいいか」
『ちょちょちょ待って！！1人ずつ！！』
如月急に人気者になったな
大変そう(他人事)
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作者名：希 | 作成日時：2021年9月13日 13時
