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you side.
−十数分前−
突如現れた化物。いや、何処かで見たことがある。
そうだ、あの時だ。俺は必死にグルグルと思考を巡らせ前世の記憶を掘り返す。あの時読んだ漫画にいた、敵連合の＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿脳無。
『先せi…じゃなくてイレイザーｯ！！！ソイツに気を付けて下さい、力とか装甲とかクソヤバイです！！！』
「あぁ分かった…！！お前ら！個性使用許可を出す！！如月を守れ！！」
「「「如月を…！？」」」
すると緑谷が俺の腕を引っ張り高く跳躍した。爆豪も爆風を使い飛んでくる。轟もだ。
『お…前ら！！俺の事は放っていいから自分を守r』
「放っとけるわけない！！」
「先生から守れって言われた。守るしかないだろ」
「オメェが連れ去られると此方の空気がお通夜みてェに重くなるから嫌なんだクソがァ！！！！」
『何かごめん！？』
流石に緑谷に引っ張り続けてもらうのには抵抗があったため羽を出して飛ぶ。いざとなったら羽を硬化させて防御に、それから抜けた羽根を硬化させたら武器に使える。一応対策はしてんだ！！
「！ あれ敵じゃないか？」
轟が指を指した方を見ると、明らかに敵〜って感じの人達がいた。
確か黒霧、トガ、茶毘だったっけ。トガちゃんって血ぃ使うよな、気を付けよ…
『3人共。あの女の子は俺らの血を扱う。気を付けて』
「…なんで知ってンだよ」
『…なんとなく？』
「その確信の無い発言が怖い！！」
床に下りるとさっきの敵達が突っ走ってきた。やべ、茶毘の個性の対策すんの忘れてた…！！クソ、
「初めましてA君！！私トガヒミコと言います、今までずっと会ってみたいと思ってたんです！！」
ナイフを持って俺の急所を的確に狙おうとしてくる。思ってたより速い動きで避けるのに精一杯だ
『んなモン知るか！！』
ガッ、とナイフだけ蹴り飛ばす。トガは弧を描きながら落ちていくナイフを眺めていた。
『これで使えんな』
「…蹴り飛ばされるだろうと思って、もう1本持ってきたんです」
『準備万端すぎん！？』
「弔くんに準備しろって言われました！」
『弔…！？死柄木が此処に来てるのか！？』
「さぁどうでしょうか」
BooooooooooM!!!!!!
『……ッ！！』
トガが爆風で吹っ飛んでいく。煙が晴れると見慣れた姿が見えた。
「大丈夫か如月ィ！！！」
『爆豪…！助かった！！』
「気ぃ抜いてンじゃねェぞ！！！」
『おう！！』
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作者名：希 | 作成日時：2021年9月13日 13時
