大丈夫 ページ4
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ピンポンとチャイムが鳴る。俺は慌ただしく本を棚に突っ込み玄関へと小走りで行く。
『はーい すみません、遅くなりました！』
「大丈夫、時間も丁度いい」
あれ、そういやオールマイトおらんな…結構原作から外れとるしなぁ、回避出来たんとちゃう？(適当)
「私が＿＿ 」
『ん？この声は…』
「来たッ」
『オールマイトォォオ！！』
トゥルーフォームで来るかと思ったけどそれで来るんか！
あ、そっか俺が知ってるわけじゃないからか。体調大丈夫かな
「ようこそおいで下さいました！どうぞ中へ」
「お邪魔します」
「失礼するぞ如月少年！」
『どうぞ！！(即答)』
2人を招き入れてソファに案内する。来ると思ってすんごい頑張ってふかふかにした！楽しかった！
「では如月Aさんについてですが…」
その後相澤先生が俺の授業の様子や生活態度、実技面について話した。途中褒められる事があって凄く嬉しかったけど恥ずかしかった。どっちかって言うと照れたんだけどね。恥ずかしかった訳じゃないんだからね！？
「それとAさんの事ですが」
「うちのAが何か…」
「確か個性は“多個性”でしたよね。彼はまだしっかりとコントロールが出来ておらず自分の全ての個性を把握しきれてない事もあり、突然別の個性が出ることが少々ありました。ですがこれからの訓練等で扱えるよう私達が支えます。Aさんが困っている時、辛い時…そんな時には支えてあげて下さい」
「勿論です」
「これからもAをよろしくお願いします」
『よろしくお願いします！』
母さんと父さんが頭を下げるのに合わせて俺も合わせる。
「それでは寮についてですが」
「「お願いします！！」」
「(早っ)」
「私達は仕事で家を空ける事が多いですし、Aを1人で置いておくなんて出来ません…それにAを支えてくれる人が多いんじゃないかしら」
『母さん…』
「親としては離れるのは悲しいですけどね」
『まぁそうなるよね』
「でも、成長した我が子が帰ってくるのが凄く楽しみになるわ。Aがプロになって、皆を救える人になって戻ってくること」
「…だそうだ。如月、頑張れよ。俺らもお前がプロヒーローになれるよう支える」
『先生…』
「如月少年は出せる力が沢山ある！共に頑張ろう！」
『はい！俺、オールマイトや相澤先生を越えられるような…そんなヒーローになれるように頑張ります！』
そう言って笑った。
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作者名：希 | 作成日時：2021年9月13日 13時
