【男主】転生したら好きなマンガの世界にいてチート個性持っちゃったのでヒーロー科に入ります2【ヒロアカ】 (ページ10)

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爆豪side.

岐阜行きの電車がホームに入ってくる。今回は何となくで参加してみたが本音を言うと少し楽しみだ。

あ？おいテメェ今笑ったろゴラこr(ﾋﾟｰｰｰｰ)テメェ次笑ったら絶対にこr(ﾋﾟｰｰｰｰ)てやっからな！！

指定された番号の場所に座る。１－Ａの連中以外ここの車両にはおらず、貸し切りっぽくなっている。
マジでコイツ何者なんだ

『皆座ったー？』

つーかなんでテメェは俺の隣にちゃっかり座ってんだよ

『この車両、特別に貸し切り状態にしてもらったから防音設備、安全確保装置、その他色々…まぁ気楽でおけです』

「その他色々って事は…カラオケもあるの！？」

『あー……ちょっと待ってね』

Aがパンフレットをペラペラと捲り、詳細を探し始める。お前の頭なら全部記憶出来るだろうがなんで覚えねぇんだよ

『見た感じありそうだけど…』

「え、じゃあじゃあ！！着くまでカラオケ大会やろーよ！！」

「お、いいなそれ！！」

「腹が鳴るぜ！！！」

「上鳴、腹じゃなくて腕。」

…ケッ。どうせ煩くなんだろヘッドホンして寝たろ

『爆豪寝るん？』

「あァ。どうせ煩くなんだろ」

『じゃあ俺の個性で無音にしとくよ』

「無音…？っ！！」

Aが俺の耳に触ったかと思うと、突然音が聞こえなくなった。声も出せずにいると、目の前でAが笑い出した。コイツ…ぶっこr(ﾋﾟｰｰｰｰ)

再び耳に手が触れると音が戻ってきた。普通にびびった

『へへ、びっくりしたやろ？』

「余計な事してんじゃねぇぞ…全部なんて消さんでいいわ」

『あ、じゃあ30%ぐらいね』

また耳を触られると、ちょっと聞こえるぐらいになった。これでちったァマシになったわ
初見の奴に音全部消すとかありえねぇ

『ちょうどいいっしょ？』

「……おー」

少しだけ聞こえる音が心地よくて目をふっと閉じると暗い闇の中に引き摺りこまれてった。