. ページ46
お気に入り登録ありがとうございます…！！
＿＿＿＿＿＿
爆豪side.
翌日。
俺は学校に着くと教室に入った。しかし、いつも俺より早く教室にいる奴が見当たらない。
……Aがいねぇ
「おいクソデク」
「！ かっちゃん…」
「Aの事で何かあっただろ。言えや」
「…………っ」
デクは眉間に皺を寄せて顔を歪ませ、うつむいた。俺に言えねぇほどって事か？
「言わねぇとぶっ飛ばす」
「ぁ……えっと、」
再び沈黙が流れる。俺はイラッときて左手の中で弾けさせた。
「さっさと言わねぇとテメェを＿＿ 」
「…Aが！！」
「Aが、倒れたんだ」
「……あ"？」
「この前接触した敵の個性の影響を受けて、倒れて…目を覚まさないんだ」
俺はさっきよりもイラッときてデクの胸ぐらを右手で掴んだ。左手ではまたパンパンと弾けさせる。
「お前らずっとアイツの家にいただろ」
「！！」
「知ってんだよ。アイツに何があって、お前らが何をしたいのかもな」
「……っ」
全部、聞いてた。聞いてたっつーか聞こえちまったんだけどな。
お前らみてぇなカスでも俺は守ってくれるんじゃねぇかっていう考えがあった。なのに…
「アイツの家にいたんだろ！？なんで側にいてやんなかったんだｧ！？」
「お、おい爆豪！止めろって」
「うるせェ！！！」
黄色頭(上鳴)が何か言ったがイライラしてそれどころではない。
なんで俺がAの事でこんなに必死になるのかはよく分からん。気付いたら動いていた。
「今日こそお前をぶっ殺す＿＿ 」
そう言いかけた時、廊下から先生の足音が聞こえてきた。俺は右手の力を緩め、胸ぐから手を離した。
「…チッ」
乱暴に椅子に座ると、誰も座っていない1つの席に目が行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フグ - 受かる時の通知って投影されるんでしょ (2022年10月9日 7時) (
レス) @page4 id: 8243bd92bd (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございます…！！！これからもじゃんじゃん書いていくので頑張ります！！ (2021年9月12日 22時) (レス) id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - とても面白かったです！私は主人公が無理してみんなを守る話が好きなので、この作品にハマりました！！！！！これからも体に無理のないように更新頑張ってください。応援してます！！ (2021年9月12日 6時) (レス) id: e6eb4364f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：希 | 作成日時：2021年8月27日 10時
