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「Aがそこにいたらそのままぶっ刺さってたって事！？A、怪我してない！？」
『怪我してるけど怪我してなi…ちょ、上鳴肩揺らしすぎ』
「如月は校内にいろ。安全が確認されるまで外に出るな」
先生にそう言われ、緑谷に肩を貸してもらって教室に戻った。緑谷は「続きがあるから」と言って戻ろうとしたが先生が「Aを1人にさせるのは危険だ」と言って緑谷も教室に残った。
『マジでごめん緑谷…』
「大丈夫だよ、今はAが危なくなってるし…」
『いっそのことスライディング土下座したい』
「何そのスライディング土下座って」
なんてくだらない会話を続ける。俺は喋りながらさっきの事を考えていた。
何故死柄木が俺を狙っているのか。
何故俺がいいのか。まずここだよね
『あ。そう言えばなんで破片が飛んできてるって気付いたんだ？』
「えっとね、多分太陽の光が反射してるのが僕の視界に入ってきて、よく見たら破片で…って言う感じ」
『へぇ〜…凄いな』
「それにしても何処から飛んできたんだろうね」
『それな』
ぼんやりと外を見ながら再び先程の事を思い出す。死柄木弔の顔がハッキリと浮かんできて、声まで鮮明に思い出してきてしまった。
“…その内また会うかもね”
大きい手で塞がれた感覚。いつ消されてしまうか分からない恐怖。赤い瞳。ハッキリとし過ぎて気持ち悪くなってきた。
「＿＿、A？」
『……っ どした？』
「いや…名前呼んでもボーッとしてたし顔色悪かったから心配になって…」
『ごめんごめん。何もないよ』
俺がそう言って笑うと、緑谷は何故か眉間に皺を寄せた。
「……本当に、何もなかった？」
『！！ …うん、なかったからそんな心配しなくて大丈夫だって！！』
嘘をつくのは少し苦しかった。けど笑って緑谷の肩を軽く叩く。緑谷はホッと息を吐いて小さく笑った。
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フグ - 受かる時の通知って投影されるんでしょ (2022年10月9日 7時) (
レス) @page4 id: 8243bd92bd (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございます…！！！これからもじゃんじゃん書いていくので頑張ります！！ (2021年9月12日 22時) (レス) id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - とても面白かったです！私は主人公が無理してみんなを守る話が好きなので、この作品にハマりました！！！！！これからも体に無理のないように更新頑張ってください。応援してます！！ (2021年9月12日 6時) (レス) id: e6eb4364f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：希 | 作成日時：2021年8月27日 10時
