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皆が運動場でワイワイやっている間、俺は木陰で体操座りをしてそれを眺めていた。
いいなぁ皆楽しそうで……
『はぁ………』
「浮かない顔してどうしたんだ？」
『良いなぁ〜って思って、て……』
＿＿話しかけられた
誰に？
誰の声？
１−Ａの誰か？
いや、皆は彼処で＿＿＿
「随分と長く思考を巡らせてるね」
『………ッ！！』
やっぱり、聞いた事の無い声。俺は恐る恐る声のする方を見た。
そこには、黒いパーカーを着てフードを深く被っている男がいた。何処かで、何処かのシーンで見たような……
彼の赤い瞳と目が合うと、弾かれたようにあの頃の記憶が戻ってきた。
『死柄木、弔……』
「あぁ、俺の名前知ってるんだ。へぇ」
『へぇて…』
ヤバイ。
『…俺に何の様』
「いや。何も無いよ、今回は。ただ様子を見に来ただけだ」
『今回は、って』
死柄木が俺の肩に腕をかける。コイツの指が、5本共触れたら＿＿
「折角護衛を付けるって言う事になったのにこんなに離れちゃあねぇ」
死柄木の手が、俺の口に覆い被さる。手が大きいから鼻まで覆われる。中指だけ触れず、その他の4本だけが触れていた。
『＿＿＿ｯｯ！！』
「おっと、騒いだら中指もつけるよ？そしたら顔からボロボロと崩れるように消えるけど」
『っ、〜〜〜ｯｯ！！』
「静かにしろって…」
口と鼻をを押さえられているせいか、息が出来なくてクラクラしてきた。必死に手を外そうとすると、ゆっくりと離れていった。
「…その内また会うかもね」
『ｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯ ｹﾎｯ…ﾋｭｯ』
そこで会話が途切れると死柄木は謎のワープ出来る所を潜ってそのまま消えた。このワープのやつも敵連合で使える人いたな。てか喉痛ぇ
「Aっ！！」
『ﾋｭ…どうした緑yうわぁあっ！？』
急に右手を引っ張られてバランスを崩しながらも立ち上がる。急な事で困惑した顔で緑谷を見た。
「危なかったぁ…」
『何が危ないって＿＿ ！？』
俺がさっきまで座っていた所に大きな鉄の破片が突き刺さっていた。声も出せずにいると、皆が集まってきた。
「どうした緑谷」
「ど、どうしてか分かんないけど…Aの所に大きな鉄の破片が飛んできてて…」
緑谷が轟にそう伝えると少しだが表情を変えた。上鳴は顔を青くさせている。
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フグ - 受かる時の通知って投影されるんでしょ (2022年10月9日 7時) (
レス) @page4 id: 8243bd92bd (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございます…！！！これからもじゃんじゃん書いていくので頑張ります！！ (2021年9月12日 22時) (レス) id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - とても面白かったです！私は主人公が無理してみんなを守る話が好きなので、この作品にハマりました！！！！！これからも体に無理のないように更新頑張ってください。応援してます！！ (2021年9月12日 6時) (レス) id: e6eb4364f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：希 | 作成日時：2021年8月27日 10時
