. ページ26
緑谷side.
-自宅-
「398、399、400…っと！今日はこの辺にしておこう」
筋トレを終え、オールマイトの動画を見ようと思いイスに座った時、近くの路地裏からか、話声が聞こえてきた。それも1つは聞き覚えのある声。
気のせいかな、そう思ってPCの電源を点けようとした瞬間、物凄い轟音が鳴り響いた。
もしかして近くでヒーローが戦ってる！？
僕は急いで靴を履き替え、外に飛び出して路地裏付近へと向かう。辿り着いたものの、野次馬はいない。人気すらない。
そっと路地裏を覗こうとした時、何かがピッと地面に飛んできた。ソレに視線を合わせる。
＿＿血だ。
ヒーローが大怪我をしているのかも知れない！！と思い路地裏に突っ込もうとした。すると、奥の方でバキバキと音を立てながら氷が広がっていくのが見えた。音が鳴り止み、冷気が漂う中、奥の方から誰かが歩いてくる。
＿＿＿敵か、それともヒーローか。
姿が見え始めると僕を焦りと困惑が襲った。
「…A！？」
『ああ、緑谷か。どうしてここに…』
「家にいたら、その…音が、聞こえたからヒーローと敵が戦ってるのかな、って思って…」
Aは驚いたような顔をすると、笑い始めた。お腹を押さえて、これでもかという位笑った。
『はー笑った笑った。緑谷、本当にヒーローが好きなんだな』
「そっ…うだけど…」
『ごめんって。緑谷が気付いた時の顔絶対キラキラしてそうだったから想像したら面白くって』
「そこに笑ってたんだ…てっきりバカにされてたのかと…」
『いやしないよ！？俺も好きだし！！』
「……敵がいたの？」
『ああうん。訓練所行こーって思って歩いてたら路地裏に引っ張られてさ。びっくりしちゃった』
「凄いなぁ…僕だったらへっぴり腰になりそう…」
「あ！！そう言えばA怪我してるんじゃない？さっき血が飛んできてて…」
『え？怪我なんてしてn(ﾌﾞｼｬｰｰｰ』
「Aーーーーーｯｯｯ！？」
取り敢えず敵はヒーローが来たから任せて僕はAを家に急いで運んだ。
「おかえりいず……ってどうしたのその子！？」
「僕の友達！！敵と戦って怪我して……っ」
『あ、どーも緑谷と同じ１−Ａの如月Aでs』
「母さんには君のこと話してあるから喋らないで！！」
『えぇ…？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フグ - 受かる時の通知って投影されるんでしょ (2022年10月9日 7時) (
レス) @page4 id: 8243bd92bd (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - 琥珀さん» ありがとうございます…！！！これからもじゃんじゃん書いていくので頑張ります！！ (2021年9月12日 22時) (レス) id: e45cad31e5 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - とても面白かったです！私は主人公が無理してみんなを守る話が好きなので、この作品にハマりました！！！！！これからも体に無理のないように更新頑張ってください。応援してます！！ (2021年9月12日 6時) (レス) id: e6eb4364f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：希 | 作成日時：2021年8月27日 10時
