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「いって!何これボール?」
五条達と別れ一人歩いていたAは運動場にてサッカーをしている三人組に出くわした
いや正しくは二人と…一匹
「おーい、それこっちに投げてくれー」
「…パンダが喋っとる!」
驚いてボールを落とす彼女をみて自分たちでとりに行ったほうが早いと彼らは彼女の元へ向かった
「なんだコイツみねぇ顔だな」
一番最初に辿り着いたメガネの女はAを見るやジロジロと疑いの目を向けた
「ここは関係者以外立ち入り禁止だぞ」
「しゃけ!しゃけ!」
「いや一応関係者なんだけど。君たちこそ何者?」
「人に名を尋ねるときはまずは自分からだろ」
容姿からして生徒であろう。それにしても可愛げがない奴らだとAは思った
「私は柊A」
「は!?今なんて!?」
「だから柊A、超有名人だから名前くらい知ってるでしょ?」
勿論彼らもAのことを知らないはずがない
彼女があの悪名高き呪詛師のトップであると認識した瞬間先ほどまでの和やかな雰囲気はどこへやら
皆、間を取り戦闘体制をとった
「おっ少しはやるね!さすが脳筋のオキニと呪言師と言ったところかな」
「ツナ!」
「やだな。そんな心配しなくても何もしなよ?」
「呪詛師の言葉なんて信用できるかよ!」
「えっと、君は確か…禪院家の落ちこぼれちゃんだね」
「調子に乗んなよテメェ!!」
「やめろ真希!!!」
真希が振り翳した呪具をいとも簡単に避けたと同時に片足で弾き飛ばしたAは三人が気ずいた頃には四つん這いになる真希の上に腰掛けていた
「なんだ。いいもんもってんじゃん」
彼女に触れることすらできなかった真希だが、そんな真希にAは嬉しそう手を差し伸べた
「ねぇ君、呪詛師にならない?」
「はあ?なるわけねぇだろ!」
「えー残念。呪術師なんてなってもいいことないよ」
「…ナンダコイツ」
「すじこ」
極悪非道。聞いていた話とはまるで違う彼女の態度に皆が面食らう
「じゃあさ、なんでわざわざならなくてもいい呪術師なんかになろうと思ったの?」
「お前に関係ねぇだろ」
「あるよだって私、今日から此処の先生だもん」
「「はああああ!?」」「こんぶ!」
「どうせ私が言ったって信じないんだろうから詳しくは五条に聞いて」
「マジかよ…」
「マジマジ、だから教えなよ。なんで呪術師になんてなんのかさ」
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます!!全然謝らないでください!読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい!難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります!そしていつも温かいコメントありがとうございます!!本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね?ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです!まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います!いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください!!常春さんも体調に置きおつけてくださいね^^ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Non | 作成日時:2023年9月27日 1時