お前が最強だなんて認めない

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「何それ、変装のつもり？」

「は？変装なんてする訳ないだろ。見てわかんないかな、先生ファッションだってああああああ！何すんだ五条！！」

先生ファッションだと自慢げにメガネをくいっとあげる彼女に、苛立ちを覚えた五条はそれを奪い取り踏みつけてみせた

「教育者なめてんの？」

「勿論なめてるよ。お前がその教育者なんだから…んで器は？」

「器って呼ぶのやめなよ。彼には虎杖悠仁って名前がちゃんとあるんだ」

「へーへーすいませんね五条先生。でっだからどこなんだよ」

「いるでしょ、さっきからあそこに」

「…え、まさかあのちんちくりん？」

五条が指を刺す方を向けば桃色の髪をした少年が黒髪の少年と何やら楽しそうに話していた

「みんなお待たせ〜おっ制服いい感じだね悠仁！さすが僕のセンスなだけある！」

「あっ！五条先生！！と…え、誰？まさか彼女！？」
「は！？…なんでアンタが此処に！」

「なんだ誰かと思えばまさか伏黒んとこのガキか！いやぁおおきくなったね」

嬉しそうにうんうんと頷く彼女をよそに黒髪の少年は最悪だと頭を抱える

「で、伏黒の隣にいる君が虎杖悠仁だね。うわ本当だジジイの匂いがする」

「え！？なに俺もしかして臭い！？」

「違うよ。Aが言いたいのは宿儺が混じってるってこと」

「あ、ごめん紹介遅れちゃった。私は柊A。今日から君たちの先生だ」

「「先生！？」

よろしくねと手を出されれば純粋な虎杖はなんお迷いもなくその手を握り返した

「ははは 恵、嫌なの顔に出過ぎ」

「当たり前ですよ！先生だなんて！！第一この人は…」

呪詛師だ。そう言いかけたが伏黒は言うのをやめた。いや言えなかったの方が正しいのかもしれない

「もしかしてA先生も強ぇの！？」

「当たり前じゃん。この世の誰よりも強い」

「まじ！？すげぇ！」

「嘘は良くないよA」

「いやマジだし」

そんな伏黒の気持ちを知ってか知らずかAはきにするそぶりも虎杖と話を続ける

黒髪の少年改め伏黒恵にとって彼女は師匠であり恩人でありそして…裏切り者であった

「伏黒は先生のこと知ってたの！？」

「俺は知らない…こんな奴のこと。虎杖、お前も信用なんてするな」

「ははは やだ。傷ついちゃう」

此処までくるとさすがの虎杖も何か不自然な事に気が付き一人首を傾げていた

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