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「一体どういう風の吹き回しだA?」
「だーから!私先生になるの。いいでしょ夜蛾ちゃん」
東京呪術高等専門学校、略して高専
その学長室には珍しい客人が訪れていた
「高専退学者が高専の教師になるなんてふざけた話があるか!」
「脳筋のくせに難しい事考えるなよ!アンタは何も考えずイエスって言っときゃいいんだよ!ほら可愛い教え子の為と思ってさ!」
「ふざけるなお前には可愛さのかけらも感じた事なんてない!!大体、なぜ当たり前の顔してそこに立っている!?結界はどうした!?」
「え…んなもんはってるのここ?」
ポカンと口を開けそう聞く彼女にもはや欠ける言葉もなく夜蛾の口からは大きなため息だけが溢れる
脳筋と呼ばれるその男をも超える狂った思考を持つAは何を隠そう元高専の生徒であり夜蛾が五条と共に手を焼いた教え子だったのだ
「はぁ…お前に何言っても無駄なことはわかった。だから今更いきなり高専を去った理由を聞くつもりもない。だが一つだけ答えろ、お前は敵か、それとも味方か?」
「私は誰の味方でもないよ。今も昔も…ずっとね」
Aはそう言ってにこりと笑ってみせるがその笑顔からはいつもの様な余裕は感じられずそれどころかどこか寂しささえ感じられた
「…本当お前は手が焼ける」
勿論夜蛾にはそんなことは最初から分かっていた。
いくら呪詛師の頂点であり最強と恐れられていも夜蛾にとって彼女は昔も今も変わらずただの可愛い教え子であったから…
「分かってるんだろうな、此処にいる限りまずお前の命は補償できん。上は宿儺を使いあわよくば呪術師のみに都合が良い理由を作りお前を殺そうとしてくるだろう。そうなればお前もお前が大切に思う者達全てが危険に晒される事もあるだろう。A、お前は全て守り切る自信があるか」
「私を誰だと思ってんの?そんなの当たり前だろ、だって私最強だもん」
すぐに夜蛾は彼女のまっすぐな目を見て自分が心配する事などなかったと気づいた
「…となれば…取り敢えずお前はまず敬語で話すことから覚えろ!」
「イッテェ!いい感じだったのに何殴ってきてんだクソゴリラ!!」
柊A
数年ぶりに高専教師としてここに東京呪術高等専門学校に帰還
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます!!全然謝らないでください!読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい!難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります!そしていつも温かいコメントありがとうございます!!本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね?ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです!まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います!いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください!!常春さんも体調に置きおつけてくださいね^^ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Non | 作成日時:2023年9月27日 1時