38 夏油side ページ38
「だから俺はまだ物事をはっきりと理解出来ねぇうちに幼かったAに接触し五条を見せ競争心だけを芽生えさせた。案の定あの馬鹿は反転術師を覚えようとせずただ攻撃の術式だけを磨き続けた」
「…お前」
全てはこの日のために仕組まれていたというのか？彼女はこの男が書いたシナリオ通り生きてきただけだと…
許せない
「アイツがもし死に際に反転術式を使ったならまだ生きてるだろうよ、そして五条を救えず居場所を失ったアイツは俺の元で唯一無二の最強の道具として生きる。どうだ？良い賭けだろ」
許せない
この男だけは絶対に
私が…
「殺す！」
虹龍…口裂け女…私の持つ全てを使い男を追い詰めた
Aは人間なんだ。照れたり…怒ったり…それによく笑う
道具なんかじゃない
私と何一つ変わらない人間なんだ！
「終わりだな」
「お前がな」
私も馬鹿じゃない。此処まで戦えるお前を口裂け女だけで殺せるとは思わない
出てきたと同時に戦力を削る
呪霊操術
降伏した呪霊を取り込み自在に操る術式
階級換算で2級以上の差があれば、降伏を省きほぼ無条件で取り込むこめる。
能力は特殊だが呪霊自体は強くない
取り込める！武器庫は押さえた
後は物量でごり押し…
「なっ…！」
一瞬だった
気づいた時にはもう私は奴の刃を何度も体にくらい
生温い、自らの体から出た血と共に瓦礫の中に倒れていた
「術師なら死なねぇ程度に切った。式神使いなら殺したが呪霊操術となるとな…親に恵まれたな」
意識はまだあるのに近くにいるはずのそいつの声が遠くに聞こえ鉛のように体が重い
「そうだ。一つ言い忘れてた。何を心配してるのか知らねぇが元からアイツはお前の思ってるような善人じゃねえぞ」
お前が…なにもしらないお前如きが
知った様な口を聞くな
胸の中でそう呟いてもその声は奴には届かない
「アイツは自分の居場所が無くなるのが嫌なだけ…自分の願望だけを考え生きる呪いだからな。だから俺の元に来ればお前は用済みって事になる。くれぐれも接触しようなんて考えるなよ…死にたくなかったらな」
すまない…A
今の私にはもうこの男を黙らす力は残っていない
でも次会った時
私が君を呪いなんかではないと証明してみせる
私は信じている
君は同じ痛みを分かち合える本当の仲間だと
だって言ったじゃないか
私達は3人で最強なんだと…
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます！！全然謝らないでください！読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (
レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい！難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります！そしていつも温かいコメントありがとうございます！！本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね？ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです！まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います！いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください！！常春さんも体調に置きおつけてくださいね＾＾ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Non | 作成日時：2023年9月27日 1時
