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「お疲れ様ですA先輩!」
「はぁ またこんな所でサボりですか」
「ゲッ、出たな一年ズ」
2年になると私にも後輩という厄介な奴らができた
「分かってますか?何はともあれ貴方は今高専の生徒で私たちの先輩です。少しくらい真面目なところを見せてください」
「はいはい、分かったよ母ちゃん」
七海健人に灰原雄
どちらも至って真面目な優等生なのだが
その中でも七海は真面目というより堅物でよく私にネチネチと文句を吐いていた
本当今思い返しても笑えてくる程に口ウルセェ母親みたいなやつで
あれが一般的な母親だというなら初めて自分が柊家で良かったとまで思っていた
「てかお前らもサボりじゃん」
「一緒にしないでください!朝から一件任務が入っていたので今日はもう休みをもらえただけです」
「A先輩!今日も七海すごかったんですよ!!」
そして灰原はというと七海とは対照的にいつも私の事をキラキラとした曇りなき瞳で見つめては尊敬してるなどと熱く語ってくる変わった奴だった
そう言えば、一度私なんて尊敬していたら呪術師を辞めさせられるぞと教えてやったこともあったが
”人を見る目には自信があります!”と聞く耳さえ持ってもらえなかったっけ
「頼もしい後輩がいて呪術界は安定だねぇ〜。こりゃ私の仕事が減るのも当然だ」
「僕もいい所見せれるように頑張ります!」
「私は程々に」
口では厄介だと言っても私はそんな彼らのことを特別気に入っていた
「ふふ、すっかり先輩が板についたねA」
「お、傑じゃん」
「夏油先輩!!お疲れ様です!!先輩も今日はお休みですか?」
「いいやこれからだよ。だからAちょっと借りてもいいかな?」
「遠慮なく。引きずってでも連れて行ってください」
「えーやだよ。昼寝でもしようとしてた所一年ずに邪魔されたっていうのに」
「いいのA、あと一体払えば俺のが払った回数多くなるって悟が意気込んでたけど」
「はっ!そうだった!!!!クソなんて大切なことを私は忘れてたんだ!いくぞ傑!!」
置いてかれて先に払われでもしたら数日間あのバカが調子に乗る姿を見せられる羽目になると
私は飛び起きた
「五条さんのことになるとあの人は一層子供みたいになりますね」
「仕方がないよ。あの二人は永遠のライバルだからね」
「しかし一体あの人たちが見ている世界はどんなものなのでしょうか」
「同じさ。悟もAも大して変わらない。皆同じ世界で生きているんだ」
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます!!全然謝らないでください!読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい!難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります!そしていつも温かいコメントありがとうございます!!本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね?ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです!まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います!いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください!!常春さんも体調に置きおつけてくださいね^^ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Non | 作成日時:2023年9月27日 1時