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「なんの冗談だよ。此処は呪詛師が来る場所じゃねえだろ」
「きっと何か深い訳があるんだよ」
「私は呪詛師だろうがなんだろうがどっちでもいいよ」
夜蛾が私を紹介した後クラスには不穏な空気が立ち込めた。
それもそうだ。なんせ呪霊の次に敵である呪詛師
その中でも唯一無二の権利を持つあの柊家の人間とこれからよろしくやれなど普通バカでも納得しない
そう普通の馬鹿なら…
「ゴッゴホン。何を言おうがもうきまった事だ!Aお前からも何か一言挨拶してやれ」
「ん〜一言ねぇ」
そう言って辺りを見渡せば
わたしの話に真面目に耳を傾けようとする者と
興味がないと言いたげな者
そして闘争心丸出しにして私を睨む五条がいた
…勝った
その時の私は長年意識してきたあの五条が私を認識していた事に喜びとそして優越感に浸っていた
だからだろうか、あんなガキみたいな事をしたのは
「なんだ。お前大した事ないじゃん」
「あ?」
偉そうに机に足をあげている五条を見下ろしながら
私はそう言ってやつを鼻で笑ってやった
「…ぶっ殺す!」
「ハハ やめなよ。そう言う言葉は負け犬の台詞って決まってんだよ?」
「てめぇっ!!」
五条が私の胸ぐらを掴んだのを見て後の2人は頭を抱えていた
「ほら、怒りに任せて術式解いてんのがその証拠だよ。…お前、私が本気で殺す気があったならもう死んでるぞ」
「いい加減にしろお前ら!!!」
少し痛みつけてやろうと指を動かした瞬間、私の術式より先に夜蛾による怒りの鉄槌が私達2人の頭上に降り注いだ
「「いってえ!なにすんだ!!」」
「…息ぴったりじゃねないか。はぁ…少しは問題児が増えた俺の身にもなれ」
「いやしらないし」
「A、もう一発欲しいのか?」
「すいません!!嘘です!何も言ってません!」
「ならいい。いいか、仲良くやれとは言わない。ただ喧嘩はするな」
「はーい」
「悟、お前もだ」
「チッ」
夜蛾がそう言い残し去った教室には暫し沈黙の時が流れていた
関わりたくない。互いに互いをそう思っていたのだろう
たった1人、とっておきの善意の固まりみたいな馬鹿を除いて
「A、私は夏油傑よろしく」
*納得いく内容が思いつかずしばらく放置していましたすいません!!まだ読んでくださっている方がおられたら光栄です
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます!!全然謝らないでください!読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい!難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります!そしていつも温かいコメントありがとうございます!!本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね?ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです!まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います!いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください!!常春さんも体調に置きおつけてくださいね^^ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Non | 作成日時:2023年9月27日 1時