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驚きのあまりあんぐりと口を開ける孔を他所にAは話を続ける
「そんな驚くことないでしょ。最近じゃしっかり意思疎通もとれる呪霊がいるって噂だ。そう言う奴がいるなら戦略的に行動する呪霊がいてもおかしくないでしょ。きっと今回の場合は指を食わせた呪霊と宿儺を対峙させその実力を確かめるのが目的だろうね」
「よく知ってんな。まさかとは思うが最近高専にも此処にも顔ださねぇと思ったらそんな事調べてたのか」
「あったりー!しかもその呪霊ときたら複数の呪詛師を仲間に取り入れ呪術師や非術師相手に好き勝手やりまくってんだからウケるよね〜。はいこれ裏切り者リストね」
Aから渡された紙には数十名にも及ぶ呪詛師達の名が列を並べていた
その中には孔もよく知るなかなかの腕前を持った呪詛師もいた
「いやぁ予想どうり虎杖派遣してくれてよかったよ。呪術界のバカどもには感謝しなくっちゃ!私への嫌がらせのつもりだっただろうけど、お陰様で裏切り者も宿儺の今の実力もしれたね」
「やっぱ知ってたんじゃねぇかよ」
「当たり前じゃん。私を誰だと思ってんの?ちなみに奴らに渡すよう裏切り者に指をくれてやったのも私ね」
「はああ!?お前そこまでしといてなんでさっきしらねぇフリした!?」
「勿論、孔への嫌がらせでしょ。それ以外ある?」
「それ以外であれよ!!!ったく第一お前はまた一人で…ってどこ行く気だ?」
自分の話したいことだけ話し満足したAは孔の話がまだ途中だと言うのに
欠伸をしながら扉のほうへ歩き出していた
「んー?孔のいらついた顔を見飽きたことだしもう一人のばかに嫌がらせでもしに行こうと思って」
「お前なぁ奴ら器が死んでピリついてんだから今日くらいやめとけよ。荒れんぞ?」
「ふふ もう荒れてるよ…きっとこれから忙しくなる。孔が信用できる呪詛師を集めといてくれ。お前が信用する奴なら私は誰でもいいからさ」
そう言い残し去っていくAの背中を見送り孔はゆっくりとタバコに火をつけた
「全く、頼りにだけはなるんだからよ」
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます!!全然謝らないでください!読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい!難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります!そしていつも温かいコメントありがとうございます!!本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね?ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです!まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います!いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください!!常春さんも体調に置きおつけてくださいね^^ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Non | 作成日時:2023年9月27日 1時