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記録2018年7月
西東京市 英集少年院 運動場上空
特級仮想怨霊(名称不明)
その胎児を非術師数名の目視で確認
緊急事態のため高専一年生三名が派遣され
”内一名死亡”
「これなあに?」
「呪術界から送られてきた先日の任務報告書だ。後もう一枚はお前の解雇通知」
「解雇通知だあ?わざと器が死ぬように仕向けておきながらよく言うよ。見なかった事にしよーっと」
Aによってビリビリに破かれた紙は紙吹雪となって宙を舞う
「おい、ちゃんとゴミ箱に捨てろ。誰が拾うと思ってんだ」
「孔だけど」
謝る気などサラサラないAの態度に青筋を浮かべながらも孔は大人しくソレを片付け始めた
「てかお前知ってただろ」
「えー初耳だよ」
「いや絶対知ってたはずだ!」
「しつこいな!はいっ罰として最初から拾い直しね」
「ああああああ!さっきより増えてんじゃねぇかよ!」
孔の働きによって漸く綺麗になったはずの床はAの理不尽によって倒されたゴミ箱で数秒も立たないうちに元通りになってしまった
五条の部下しかりAの部下しかり
どんなブラックと言われる企業でも彼ら最強の下で働くことと比べれば幾分かマシだろう。
「あっ!そう言えば知ってる?呪霊くん宿儺の指食って特級なってたらしいよ」
「ん?あそこに指なんか保管してたか?」
「いいや、さすがの馬鹿達もあんな場所にこわーい特級呪物保管するなんて事しないでしょ」
「まさか!」
「そう、何者かが持ち込み食わせた。少年院は負の感情の宝庫だもんねぇ、呪いの知識があるやつの仕業で間違いないよ」
「なら今回の場合だと呪術界の人間の可能性が一番近いな」
「それは違うと思うよ。奴らの中にはいくら器を殺す為だと言っても自ら特級呪霊を作る度胸のあるやつなんて残念ながらいないし、かといって呪詛師の仕業ならあんな金にも話題にもならないとこわざわ狙ったりしない」
「でも他に誰がいるっつうんだよ」
「いるじゃん。呪術師や呪詛師なんかよりもっと呪いを熟知した者…呪霊がね」
「は?」
※昨日は予告なく最新できずすいません!
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます!!全然謝らないでください!読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい!難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります!そしていつも温かいコメントありがとうございます!!本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね?ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです!まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います!いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください!!常春さんも体調に置きおつけてくださいね^^ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Non | 作成日時:2023年9月27日 1時