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「それで?虎杖悠仁の処遇はどうやって決める?そうだな此処は公平を期してジャンケンでいい?」
「何が公平だ…器は我ら呪術師が先に見つけた。奴のことは呪術界が決める」
「ジジイのくせしてガキみたいなこと言うねぇ〜ま、どうしてもそうしたいってならソレでもいいよ…ただその場合どうなるかちゃんと分かっておられるんですよね?」
Aはそういうと不気味な笑みを浮かばせて見せ、五条を除く呪術師たちはその彼女の圧にただ唾をのんだ
「…何が言いたい」
「簡単なことさ。呪術師と呪詛師の力比べ…すなわち戦争が始まるんだよ。あーあ。此方としては避けて通りたいところだけど先に始めるのがアンタ達呪術師様なら仕方ないか」
「貴様、自分が何を言っているのか分かっているのか!?」
「これは脅しだ!許されぬぞA!」
「五条!!今すぐ奴を捕らえよ!」
その宣戦布告とも捉えられる発言に今まで口を閉ざしていたものまでもが一斉に声を荒げた
もはやそこには並の呪術師達が敬う彼らの姿なく
例えるならば動物園の猿山とでもいうべきだろうか
その様子に五条はやれやれと首を横に振った
「…少し黙れ。猿どもが」
「あー、怒っちゃった」
“絶”
そう言って彼女が指をならすと一瞬にしてあたりは静けさに包まれ
威勢を張っていたもの達は一斉になにかを求め苦しみのたうち回り始めた
「A殺しちゃったら元も子もないよー」
「なめんなよ馬鹿、死なない程度にやってるわ!てかお前も苦しめよ」
「それ呪力の膜を張って酸素の濃度操る術でしょ?無理無理、僕にはきかないし」
代々受け継がれる柊家の術式は天候を自由自在に操ることが可能であったが
最強と呼ばれる彼女はそれに加え酸素や重力、地球上における全ての物質を自在に操ることができた
人間を殺めることに特化した術式。呪詛師であるかの彼女にとってこれほどまで好都合なものはないだろう
「はぁ、そろそろといてあげないとマジで死んじゃうね」
もう一度彼女が指をならすと術が解けたのだろう
皆ゼェゼェと息を荒げ彼女を睨みつけたが体に染みついた恐怖からか異を唱える者など誰もいなかった
※昔書いていた小説から術式を応用しています
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます!!全然謝らないでください!読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい!難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります!そしていつも温かいコメントありがとうございます!!本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね?ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです!まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います!いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください!!常春さんも体調に置きおつけてくださいね^^ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Non | 作成日時:2023年9月27日 1時