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呪術界本部
本部といえど普段滅多に使われることはないその場所には
この日錚々たる面子が集められていた
「これより虎杖悠仁の処遇について発表する」
そう言った老人の前には二つの木箱が置かれ
片方からは一枚
もう片方からは数十枚の紙が無造作にこぼれ落ちた
「反対一名…賛成その他全員…よって虎杖悠仁は死刑と…なんだやけに騒がしいな」
殺伐とした雰囲気の中扉の向こうからは何やら男と女が揉めている声がしその場にいた全員がソレに注目を移した
「またんか貴様!ここがどこか分かっているのか!?」
「は?馬鹿にしてんの?こっちも来たくてこんなシケたとこ来たわけじゃねぇんだよ!」
「まままて!その扉の先はっ!ってああああ!」
虚しくも男の声は破壊音にかき消され壊された扉の先からは不機嫌そうな女が彼らを見つめていた
「ききき貴様!何故ここにいる!?」
「あれーもしかして集合時間間違えちゃった?」
そしてその女は自分に向けられる殺気など気にするそぶりもなくズケズケと部屋へと入り込み白髪の男の横へと腰掛ける
「いい大人が遅刻なんて恥ずかしくないの?A」
「げっ 五条いんじゃん。まだ死んでなかったのかよ」
「当たり前でしょ。僕最強だから」
「ハハハ…冗談は顔だけにしないと殺すよ」
その二人の会話を聞き他のものたちは先ほどより一層殺気立つ、ソレもそのはずだこの女はここにいていいはずがない。何故なら彼女は
「呪詛師風情が何故ここにいるのだと聞いているのだA!」
「おー怖い怖い。そんな怒らなくてもいいでしょうよ」
呪詛師とは
自身の欲望や快楽追求のために非術師を呪い、殺害するために力を行使する者
対する呪術界の最強が五条悟だとするならば
この女…柊Aは
紛れもなく呪詛師最強と称される極悪人
「全く折角来てやったってのにアンタら呪術師は礼儀ってもんを知らないのか」
「何をぬかす!ゴキブリ以下の貴様など本当ならいつでも殺せるのだぞ」
「そのゴキブリに頼らないといけないアンタたちってほんと哀れだね」
呪詛師と呪術師は
相容れない関係であるが共に切ってはきれない関係でもあった
片方が存在すればもう片方も必ず生まれる
平安の世、その者たちの均衡を保つために朝廷が御三家とそして烏合の衆を纏める長として柊家に力を与えたことにより
今日までの大きな争いを避けれたことは両者とも認めざるおえない真実なのだ
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Non - 常春さん» お忙しい中コメントしていただきありがとうございます!!全然謝らないでください!読んでくださってるだけで光栄すぎるくらいです。お体におきおつけてお過ごしください (11月8日 22時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。最近少し忙しくてあまり占ツクを開かなくなってしまったのでコメント等が出来ませんでした。申し訳ないです。そして今回もとても面白かったです。これからの展開が楽しみです。 (11月6日 0時) (レス) id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
Non - 常春さん» はい!難しくて最新率が落ちスイマセン。気合いいれてがんばります!そしていつも温かいコメントありがとうございます!!本当に励まされております (10月31日 1時) (レス) id: f644c360f0 (このIDを非表示/違反報告)
常春 - コメ返信、小説の更新ありがとうございます。いよいよ懐玉 玉折編ですかね?ぶっちゃけ懐玉 玉折編が一番好きなので楽しみです。nonさんもお身体に気をつけて下さいね。 (10月23日 0時) (レス) @page27 id: 18eaca2ace (このIDを非表示/違反報告)
non - 常春さん» お久しぶりです!まだ読んでいてくださったと知って本当に嬉しく思います!いつも励ましてくださりありがとうございます。本日はまだ完成していなく更新は明日になると思いますがまたお暇があれば読んでください!!常春さんも体調に置きおつけてくださいね^^ (10月20日 0時) (レス) id: eb03765b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Non | 作成日時:2023年9月27日 1時