悔しい! ページ42
「ウソばっかり」
「はあ…ジェジュンはお見通しだね」
俺が追及すると、Aは素直に嘘を認めて、ファンができたことを白状した。
サインをねだられて、如月君指導のもと、生まれて初めて自分のファンにサインをしてあげたって。
くそ。
幸田先生の友達だって?
だからって、いったい何様だよ、そいつ。
Aの最初のサインをもらうのは俺のはずなのに。
悔しい!
俺のテンションが急降下するのが自分でわかった。
「ジェジュン、怒ってる?」
Aがこわごわと訊いてきた。
「そりゃ、面白くないよ。Aのファンになったのは俺が最初だもん。こんなことなら、あの日にサインもらっとけばよかった。Aのホテルの部屋に行った日」
「…ごめん」
「もう、いい」
俺はなんとか気分を切り替えた。
また俺のヤキモチが炸裂したら、全部台無しになるから。
「それじゃあ、A、インスタ始めてよ。俺さ、インスタの別アカウント作ろうと思ってるんだ。そのアカでAをフォローして、Aの写真に『いいね』するの」
「は…?」
Aはきょとんとした顔で俺を見た。
「だからぁ、インスタだよ。知ってるでしょ?」
「そりゃ、知ってるけど」
「俺、Aがスマホで気楽に撮る写真見たいんだ。もちろん、俺も写真撮って、Aだけに見せたい」
「だったら、そのスマホで写メをやり取りすれば十分じゃない」
「冷たいこと言うね、A。SNSのホットラインをやりたいの。ダメ?」
「誰かにバレたら大変だよ?」
「バレないって」
必死でAを説得にかかる。
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alexis(プロフ) - 桃子さん» なるほど!さすがです!キシャラギくん(≧∇≦)b (2019年5月15日 12時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - alexisさん» クレカのサインのことはすっかり忘れてました〜 主人公は外国によく行くからサイン慣れしているはずなのにね。たぶん、如月君は日本語のサラサラサインを考えてくれたのかも。 (2019年5月15日 8時) (レス) id: 540ae2064d (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - サイン…て、カードとかの支払いですることありますけどもージェジュンさん?ヒロインはきっと筆記体でサラサラっと書いちゃったんですねー (2019年5月14日 20時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 桃子さん» 引っ越しの後片付けで終わりましたチーン(-ω-;) 更新、嬉しいです♪ 妄想…物語。。。素晴らしいストーリーを読んでると毎回、思いますよー想いは真実を引き寄せる…と。現実から目をそらせないほどの信ぴょう性……妄想は想像を超えていきますから! (2019年5月11日 0時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ(プロフ) - 桃子さん♪お返事有難うございました~♪アナザ~スカイ観てました!(笑)JJ が春の桜より眩しかった!(笑)もって生まれた愛されキャラで何もかも上手だけれどそれ以上にブレることなく謙虚に努力し続ける姿がより眩しい人!輝き続けるJJ万歳! (2019年5月10日 23時) (レス) id: 1d7062e30d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃子 | 作成日時:2019年4月20日 0時