よろしくお願いします ページ11
翌日の朝。
午前5時半に、寝室のドアがノックされ、その音で目が覚めた。
「お嬢様、お目覚めはいかがですか?」
「悪くないわ。ぐっすり眠れたから」
「それはよろしゅうございます」
先生は、撮影の「衣装」は用意してあるから普段着で来ていいと言っていた。
自分が撮影されるのだから、カメラは持っていかなくてもいいのだけれど、いつもの習性でバッグにミラーレスカメラを1台押し込んだ。
軽くメイクをして、セーターとジーンズに着替えてコートとバッグを手にダイニングに降りていくと、弘子さんが朝食の準備をしている音がキッチンの方から聞こえてきた。
今朝は私ひとりしかいないうえに、いつもより早くて申し訳ない。
果物、ヨーグルト、ベーグル、ポテトサラダ。
飲み物はミルク紅茶にした。
食べ終えていつもより少し念入りに歯磨きをしていると、もう出かけなくてはいけない時間になっていた。
如月の運転で、幸田先生のお宅に急ぐ。
早朝なので、いつもより早く到着した。
家の前に、見慣れない車が1台停まっていた。
「私の推理ですが、ヘアメイクさんが来ているのではないかと」
如月が私に耳打ちした。
その推理は当たっていた。
「おはよう、Aさん。こちらはヘアメイクの南香菜さん。Aさんをイメージの女性に近づけてもらう予定なんだ」
先生はヘアメイクさんを紹介してくれた。
今までもう何度も美容室でヘアメイクしてもらったことがあるけれど、撮影のためのヘアメイクなんて初体験だった。
なんだかものすごく緊張する…
「よろしくお願いします」
私は香菜さんに頭をさげた。
129人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alexis(プロフ) - 桃子さん» なるほど!さすがです!キシャラギくん(≧∇≦)b (2019年5月15日 12時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - alexisさん» クレカのサインのことはすっかり忘れてました〜 主人公は外国によく行くからサイン慣れしているはずなのにね。たぶん、如月君は日本語のサラサラサインを考えてくれたのかも。 (2019年5月15日 8時) (レス) id: 540ae2064d (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - サイン…て、カードとかの支払いですることありますけどもージェジュンさん?ヒロインはきっと筆記体でサラサラっと書いちゃったんですねー (2019年5月14日 20時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 桃子さん» 引っ越しの後片付けで終わりましたチーン(-ω-;) 更新、嬉しいです♪ 妄想…物語。。。素晴らしいストーリーを読んでると毎回、思いますよー想いは真実を引き寄せる…と。現実から目をそらせないほどの信ぴょう性……妄想は想像を超えていきますから! (2019年5月11日 0時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ(プロフ) - 桃子さん♪お返事有難うございました~♪アナザ~スカイ観てました!(笑)JJ が春の桜より眩しかった!(笑)もって生まれた愛されキャラで何もかも上手だけれどそれ以上にブレることなく謙虚に努力し続ける姿がより眩しい人!輝き続けるJJ万歳! (2019年5月10日 23時) (レス) id: 1d7062e30d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桃子 | 作成日時:2019年4月20日 0時