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ワインの香りの… ページ1

その夜は、ルームサービスのディナーを頼んで、ジェジュンとふたりで過ごした。

少しでも長い時間、ふたりきりでいたいというジェジュンの希望だった。

食事の間中、ジェジュンは最上レベルの機嫌のよさだった。

相変わらず、ワインの量を加減しているのがほほえましい。

食後、ソファに移動して、少しだけワインの続きを飲んだ。

「A、今日の撮影、ありがと。疲れてない?」

「全然。好きなことをしていると疲れないから」

「じゃあ、今夜も眠らせないけど、いい?」

ジェジュンの吐息が私の耳をくすぐる。

「いいよ… 徹夜大歓迎」

「あっは さすがAだ。俺の最高の女」

そう言ったかと思うと、ジェジュンは私の唇を唇でふさいだ。

いましがた飲んだ芳醇な赤ワインの香りがする。

正直、ワインを飲んでいる時から、私の身体は疼いていた。

それに火を点けられて、身体の芯から熱い電流のような波が全身に広がっていく。

長いキスだった。

ソファの上で、甘く固く抱き合う。

ジェジュンの舌はまるで魔法の杖。

めくるめくような愛の魔法を私の体内に送り込んでくる。

背中に回していた彼の手が緩やかに私の胸へとやってきて、躊躇うようにさまよった。

やがてその繊細な指先は、私の太腿へとおりてきて、スカートの内側へ忍び込む。

ジェジュンは軽く私の熱い部分に触れた。

「すごい…A。俺… もう我慢できない…」

あの、初めての時のように、私たちは服を着たまま性急に繋がった。

明日の朝別れたらしばらく(たった1週間だけど)会えないという現実がそうさせたのだろう。

ひとつになった瞬間から、ジェジュンは私を激しく何度も何度も貫いた。

やがて高みにのぼりつめて、深い息をつくジェジュン。

その吐息は柔らかい空気がたっぷりと含まれていて、ハスキーで、ずっと聴いていたくなるような響きだ。

彼の歌声と同じように。

私は思わず、身体の芯にぎゅっと力を込めた。

素敵な睡眠不足→



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設定タグ:ジェジュン , 東方神起 , JYJ   
作品ジャンル:恋愛
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alexis(プロフ) - 桃子さん» なるほど!さすがです!キシャラギくん(≧∇≦)b (2019年5月15日 12時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - alexisさん» クレカのサインのことはすっかり忘れてました〜 主人公は外国によく行くからサイン慣れしているはずなのにね。たぶん、如月君は日本語のサラサラサインを考えてくれたのかも。 (2019年5月15日 8時) (レス) id: 540ae2064d (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - サイン…て、カードとかの支払いですることありますけどもージェジュンさん?ヒロインはきっと筆記体でサラサラっと書いちゃったんですねー (2019年5月14日 20時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 桃子さん» 引っ越しの後片付けで終わりましたチーン(-ω-;) 更新、嬉しいです♪ 妄想…物語。。。素晴らしいストーリーを読んでると毎回、思いますよー想いは真実を引き寄せる…と。現実から目をそらせないほどの信ぴょう性……妄想は想像を超えていきますから! (2019年5月11日 0時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ(プロフ) - 桃子さん♪お返事有難うございました~♪アナザ~スカイ観てました!(笑)JJ が春の桜より眩しかった!(笑)もって生まれた愛されキャラで何もかも上手だけれどそれ以上にブレることなく謙虚に努力し続ける姿がより眩しい人!輝き続けるJJ万歳! (2019年5月10日 23時) (レス) id: 1d7062e30d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桃子 | 作成日時:2019年4月20日 0時

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