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羽根を伸ばす ページ27

「例えば?」

「以前働いていたお屋敷の御子息がゲーム好きでね。学校に行っている間に、ドラクエのレベル上げを頼まれたことがあったな」

「レベル上げ?!で、やったわけ?」

「むろんやったよ。99まで」

「すげー」

「まあ、大富豪っていう人種は我儘な人が多いよ」

「だろうなあ。で、如月の月収はいくらなんだ?」

「月収?」

なんだか今日は渡部にインタビューされている感が…

「あ、回答NGなら別にいいんだけど」

「いやいや。そんなことはないよ。だいたい月に250はもらってる」

「え?!250万円?」

「そうだよ」

「執事って、たいしたもんだなあ。あー 驚いた」

友人と他愛もないことでしゃべるのは楽しかった。

こういうのを「羽根を伸ばす」と言うんだろう。

やはり、Aさんの心遣いはありがたいと思った。

ランチを終え、また連絡し合おうと約束して渡部と別れてから、実家に電話を入れる。

祖母が出た。

休みをもらったからこれから向かうと言うと、いつも急なんだからとため息をつくのが聞こえた。

「涼ちゃん、今夜は泊まれるの?」

「いや、晩ご飯を食べたら帰るよ」

「ほんとにもう。どれだけ忙しい子なんだか」

「ごめん…」

Aさんに仕えるのが僕の仕事だから、仕方ない。

それが僕には楽しいし、性に合っている。

「涼太、いい顔になってきたな。よほど雇い主がいい方とみえる」

夕食後、祖父が言った。

正直、嬉しかった。

僕を見つけてくれた麗子奥様に感謝。

そして、あらためてAお嬢様への感謝の気持ちが深まった。

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設定タグ:ジェジュン , 東方神起 , JYJ   
作品ジャンル:恋愛
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alexis(プロフ) - 桃子さん» なるほど!さすがです!キシャラギくん(≧∇≦)b (2019年5月15日 12時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - alexisさん» クレカのサインのことはすっかり忘れてました〜 主人公は外国によく行くからサイン慣れしているはずなのにね。たぶん、如月君は日本語のサラサラサインを考えてくれたのかも。 (2019年5月15日 8時) (レス) id: 540ae2064d (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - サイン…て、カードとかの支払いですることありますけどもージェジュンさん?ヒロインはきっと筆記体でサラサラっと書いちゃったんですねー (2019年5月14日 20時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 桃子さん» 引っ越しの後片付けで終わりましたチーン(-ω-;) 更新、嬉しいです♪ 妄想…物語。。。素晴らしいストーリーを読んでると毎回、思いますよー想いは真実を引き寄せる…と。現実から目をそらせないほどの信ぴょう性……妄想は想像を超えていきますから! (2019年5月11日 0時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ(プロフ) - 桃子さん♪お返事有難うございました~♪アナザ~スカイ観てました!(笑)JJ が春の桜より眩しかった!(笑)もって生まれた愛されキャラで何もかも上手だけれどそれ以上にブレることなく謙虚に努力し続ける姿がより眩しい人!輝き続けるJJ万歳! (2019年5月10日 23時) (レス) id: 1d7062e30d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桃子 | 作成日時:2019年4月20日 0時

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