第四章(5) ページ15
僕は、トド松に言われた通りカラ松に話しかけてみる。
「今日は……」
「今日は、天気が悪いなあ……猫の餌やりはしないのか?」
でも________。
「あのさ、」
「お…?どうやら可愛いレディのお迎えの時間のようだぞ、一松」
全く僕の話聞こえてないんですが!!!!!
なんで?なんでなの??
もしかして無視られてない?
折角人が頑張って話しかけてんのによおおおおおおお!!
耳遠いのか?歳なんじゃない?死ね!!!!
あと、その子オスだから!!
「?どうした、行かないのか?」
珍しく猫に反応を見せない僕を不思議そうに覗きこむカラ松。
このやる気の無さそうな曇った僕の瞳を、こんな真っ直ぐな瞳で見つめられている。
それだけのことなのに、それからは僕の鼓動がうるさくなってしまう。
僕、だいぶ重症みたいだね。
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Pine-雪かきなぅ - 占ツクで泣きそうになったのは初めてです!素敵な作品に出会えてよかったと思っています!! (2017年8月27日 18時) (レス) id: ff0b6091c2 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス(プロフ) - リトさん» コメントありがとうございます、番外編ですか…なるほど、ハッピーエンドも久しぶりに執筆したいものです。リクエストありがとうございます!!是非お応えしたいところなのですが、生憎現在連載中の小説で退会するつもりです、別サイトでも読んで頂けるのならさせて下さい (2017年6月6日 17時) (レス) id: b4cf024556 (このIDを非表示/違反報告)
リト - あの、番外編みたいな感じでハッピーエンドにしてくださいませんかっ!? (2017年5月18日 7時) (レス) id: 806e39f599 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス(プロフ) - コメントありがとうございます。本当ですか、!!残念ながらあまり人気のでなかった(苦笑)作品をそう言って頂けて大変光栄に感じております。そうですね、友人にも言われてました(笑)読んで下さり改めて感謝します。よろしければまた違う作品の方もお願い致します (2016年8月25日 15時) (レス) id: 57bc830bd0 (このIDを非表示/違反報告)
*全松ガール* - 文章力がすごいっ!感動してしまいました。なんか一松がかわいそうだけど…まぁ、幸せそうだしよかった!! (2016年8月25日 15時) (レス) id: 14291d622d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チュロス | 作成日時:2016年5月3日 12時