第二章(1)母さん ページ9
「ただいま」
玄関のドアを開けると、いつもの優しい声がオレを出迎えた。
「おかえり、ご苦労様」
家に帰るなり目に入った母さんの手には、オレが食べたくて仕方のなかった、あのチーハンがあった。
小さな子どものように、一気にテンションの上がるオレのその様子を見て、母さんはクスクスと笑った。
オレは、母さんのこの笑顔が大好きだ。
だから、小さい頃から母さんを笑わすことだけは得意だった。
食卓には、“いつも通り”食器や料理が三人分用意されていた。
母さんはずっと待ち続けているのだ、父さんの帰りを。
________父さん……何してんだよ…家族を置いて自分だけどこかに行っちまうなんてただの…最低野郎じゃないか！早く帰ってこいよ
オレは、声に出しそうになったその言葉を慌てて飲み込んだ。
今日も、寝てしまえば父さんが何気ない顔で帰ってきている。そんな想像を頭の隅から真ん中へ持ってくるのには、そんなに時間はかからない。
母さんは、そんなオレを察してなのか早く手を洗ってくるよう促した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー調査兵団
クリスタ
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時雨 サト - 占ツクでこんなに泣いたのは初めてです...とても感動致しました！この作品を作って下さり本当にありがとうございます！ (2020年5月20日 13時) (
レス) id: bf2420a828 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - めちゃくちゃ遅いけど、とても面白かったし、良い話でした！泣きました！結構ガチで(笑)これからも、頑張って下さい！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: cf28fa0e8c (このIDを非表示/違反報告)
チュロス(プロフ) - ユミルさん» あああ誤字…ごめんなさい！ご丁寧にお返事頂きありがとうございます><はい！頑張ります。ありがとうございます＾＾ (2016年4月26日 13時) (レス) id: 42e05dc459 (このIDを非表示/違反報告)
ユミル(プロフ) - 返信有り難う御座います！チュロスさんの小説が更新されたらコメントしますね！応援してます！(o^−^o) (2016年4月25日 20時) (レス) id: 9ce4d59c3f (このIDを非表示/違反報告)
チュロス(プロフ) - ユミルさん» ぎゃあああありがとうございます！（泣）ごめんなさい、最近サボっちゃってます（；￣ェ￣）でも、そう言って頂けたおかげで行進しようかな、という気になれました♪( ´▽｀)よろしければ、またコメント下さいね(*^^*) (2016年4月25日 19時) (レス) id: 1a7459757c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チュロス x他1人 | 作成日時：2016年3月9日 16時
