ペク・シウ【デート】ーリクエストー ページ10
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・二人は付き合っている設定です
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ーAサイドー
身体の体温が上昇する。
今でも手の温もりを感じている。
彼の表情を見てみると、やはり赤い。
自分から手を差し出してきた癖に
こんなに赤くなるとは……と
彼のウブさに思わず顔がにやけてしまう。
にやける口元を押さえる為に
繋がれていないもう片方の手を口元に当てる。
それに気付いたのか、少し不機嫌に彼は聞いてくる。
「…んだよ。」
『んーん。何でもない。』
怪奇そうな目で私を見詰めながらも
言えよとでも言いそうな表情で見るペク。
近くで彼の圧を感じるが、顔のにやけも収まり、
繋がられた手を引いて先へ行こうとする。
ちらりと彼を見ると目を見開いて
私と目が合うとすぐにそっぽを向いた。
顔は見えないけど、耳を見てやると
ほんのり赤くなっていたような気がした。
チラ見しても分かるくらいだった。
『……かわい』
思わず口に出てしまった言葉。
彼は聞こえていなかったのか、
もう一度私に「何か言ったか?」と聞いてくる。
このまま本人に先程の言葉を言ったら、
多分……いや絶対に怒る。
100%怒るか、照れるか。
『んー。何も言ってないよ。お腹空いたから何か食べたい。』
「さっき食っただろ。腹壊す気かよ。」
ヤレヤレと言わんばかりに私を心配してくれているのか、
溜息をつきながら言ってくる彼。
そう言われると私でも少しムッとする。
だけど、食べ過ぎてお腹壊して彼に心配されるのは
嫌だし、寧ろ鬱陶しがったりして……。
と不安に思ってしまう。
そう俯いて考えると、頭上に少し痛みが走った。
彼の方を見てやると、不機嫌な顔で
握り拳が出されている。
ペクに頭を叩かれた。
『は?急に何してるの?情緒不安定なの?』
「そんなに悩んでんじゃねぇよ。
こっちは心配して言ってやってんのに、
礼の一つも無いのかよ。」
言い方こそ少しアレだが、もしかすると私がネガティブに
思っていた事に気付いていくれていたのか。
私の思い勝手だが、自然と胸がキュッとした。
黙っていると、居心地が悪くなったのか、
舌打ちをして私の手を引いてニヤリと彼は笑った。
「しょうがねぇから、一緒に何か食べてやるよ。
折角このペク様がデートしてやってんだ。
お前から発したんだから文句付けんなよ。」
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☆machi☆ 様!リクエストありがとうございます!
変えて欲しい所があれば是非どうぞ!
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ぶらっく珈琲(プロフ) - ☆machi☆さん» 返信が遅れてしまって申し訳ありません!とても嬉しいご感想ありがとうございます!こちらこそ、リクエストありがとうございました! (2020年3月3日 21時) (レス) id: d3f7fba591 (このIDを非表示/違反報告)
☆machi☆(プロフ) - リクエストに応えて頂いてありがとうございました!!もう、さいっっっこうです!! (2020年2月27日 20時) (レス) id: 0bacd1a06a (このIDを非表示/違反報告)
ぶらっく珈琲(プロフ) - スカーレットさん» そう言って貰えると凄く嬉しいです!ありがとうございます! (2020年2月24日 12時) (レス) id: d3f7fba591 (このIDを非表示/違反報告)
スカーレット - 面白かったです。これからも頑張ってください! (2020年2月23日 19時) (レス) id: 4dc252141c (このIDを非表示/違反報告)
ぶらっく珈琲(プロフ) - ユズカさん» ありがとうございます!更新も何とか出来るように頑張りたいと思います…。応援もありがとうございます! (2020年1月12日 19時) (レス) id: d3f7fba591 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶらっく珈琲 | 作成日時:2019年12月29日 13時