ブイロクBUSAIKU!? (ページ43)

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やきもちじゃない blue ページ43

夜ごはんも食べ終わったまーくんと私は、ソファに座って食後の休憩をしていた。
スマホをいじってる私の隣でまーくんは料理の雑誌を読んでるみたい。
しばらくして、友達とのLINEのやりとりをしているとき、隣から声がした。

「A、さっきから何してんの？」

隣で雑誌を読んでたはずのまーくんが私に話しかける。

『友達にLINE返してる。』

きりがいいところまで書いちゃおうと、顔を上げずに答える。

「それって後じゃだめなの？」

メッセージを送って隣に座ってるまーくんを見ると、やたらまっすぐな目で私を見てる。

『いや、だめってことはないけど。』

どうしてって聞こうとしてその理由がわかった気がした。

『もしかして、まーくんやきもち？』

まーくんがやきもちやいてくれたのかなって嬉しくなる。
でも、ちょっと恥ずかしくなったのか目線をそらしてまーくんが言った。

「やきもちじゃねぇよ。」

そっぽを向いてるけど、もしかしてすねてるのかな。

『ごめんね、まーくん。』

スマホをテーブルに置いて、まーくんをまっすぐ見つめる。
まーくんはそっぽを向いたままだ。

『まーくん。』

両手でまーくんの顔をはさんで、私の方に向けた。
まーくんは相変わらずむすっとしている。
一息ついてから、まーくんの目を見る。

『だいすき。』

まーくんの瞳が揺れるのが見えた。
そのまま目を閉じてまーくんにキスをした。