初デートはゲーセンで ◻︎ ページ47
白桃side
YouTubeの撮影の隙間時間
辺りで繰り広げられるいつもの光景を眺める。
ゆり組はなぎちゃんをサンドして、宮舘くんはなぜかキメ顔、渡辺くんは大爆笑
なぎちゃんは肩を揺らして笑いを堪えていた。
阿部ちゃんとラウは多分勉強。高校の課題を一緒にやっているようで、2人とも頭を寄せて
机の上の参考書を見ていた。
ラウの隣でぼやーっとその様子を見ているめめは、たぶん1ミリも内容わかってない。
少し離れたところでは岩本くんが佐久間くんと向井くんに絡まれていた。
紫「東雲〜」
「…深澤くん」
紫「なーにみんなのこと眺めてんのー」
「面白い、ので。」
紫「それはそうかも。特にあそこね笑」
ほら、と指を指したのは岩本くんの方。
「大男が目ぇ細めて楽しそうにしてんの、なんか面白くない？まじ楽しそだよなー」って
ころころ笑う深澤くん。
それを見て、思わず笑いが溢れる。
紫「…そーだ、みんな各々楽しんでるし、俺らも楽しむか！」
「…楽しむ？」
紫「さっきスタッフさんに聞いたんだけど、カメラ不良であと1時間くらい休憩って言ってたから
外行かね？」
「外、ってなんかありましたっけ、この辺。」
紫「あら、意外と乗り気？そうと決まればレッツゴー」
ぐいっと腕を引かれてよろければ、さっと支えられる。
ちょっと外行ってくるー、と適当に言い残し、私の手を掴んでエレベーターに向かう深澤くん。
「どこ、行くんですか？」
紫「言っちゃったらつまんないでしょー？ないしょー。」
しーっとわざとっぽく指を唇に当て、にやりと笑う。
そんな秘密にするようなことじゃないでしょ、と心の中で思ったけど、口には出さない。
なぜって、深澤くんは私の隣で、なにが楽しみなのか、すっごくにやにやしていたから。
渡辺くんがいたら間違いなく突っ込まれるか、笑われるかしていただろう。
一階につくなり、ずっと掴まれていた手はいつの間にか恋人繋ぎになっいた手を振り解いてやった。
え、とショックそうな顔を向けられた気がしたけど、スルー。
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2891人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - トワさん» 初めまして！温かいコメントありがとうございます💕🙌これからも気長に待っていただけると幸いです笑 (3月16日 20時) (
レス) id: c797a74291 (このIDを非表示/違反報告)
トワ(プロフ) - 初めまして！いつも更新楽しみにしてますが、ももさんが無理のない範囲にしてください！亀でもカタツムリでも大丈夫です笑👌🏻気長に待ちます✨ (3月16日 16時) (レス) @page50 id: 1edb9d4ce5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - チビさん» 初めまして！長い間更新できず申し訳ないです🙇♀️これからもよろしくお願いします✨ (3月13日 16時) (レス) id: ffc24bbde3 (このIDを非表示/違反報告)
チビ(プロフ) - 初めまして！久々の更新めっちゃ嬉しいです！これからも楽しみに待ってます！！！ (3月13日 16時) (レス) @page47 id: 75ae301977 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - あいすさん» 初めまして！コメントありがとうございます✨嬉しいお言葉ありがとうございます🥰これからもよろしくお願いします！ (11月10日 18時) (レス) id: c797a74291 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2023年10月25日 21時
