【wrwrd】来世で再会する約束したけどさぁ、乙女ゲーの世界で再会はナイでしょ！II

アリシアー！侵入者がいたから早く来てー(笑)　2話 ページ2

〜続き〜




こちらへ来たオスマンとひとらんは、あろう事か口論を始めた




トン「俺はただ居眠りしとっただけやって！」


オス「ダウト」


ひと「トントン？(圧)」


エミ「後でゾムさんの所へ行きましょうか」


トン「あ、いや、別になにも....(汗)」






懐かしいと思ってしまう自分が憎い



もう彼らと仲良く出来る筈がないのに



そう考えていた時だった





再び、扉が開く音がする



今度は誰だ？




心の中で小さくため息をつく




いつまで演技をしていればいいんだ？




いい加減疲れたんだが





もういっそ気付いて欲しい、と思った




その願いが叶ったのか、首筋に生暖かいなにかを感じる




思わず、ビクッ、と身体を揺らした





周りにあった五つの気配が同時に固まる




あー、やってしまった.....




私は小さく絶望した





ペ神「！A！起きてるの？」





私に触れたのはペ神だった





仕方なく瞼を開く





さっきも目を開けたのだが、窓から差し込む
日光が眩しい





『......おはようございます、皆様』





とりあえず、無難に挨拶しておいた




ていうか、か弱い乙女(自称)の部屋に入るっておかしくない？




ペ神ならまだ分かるけども、生徒会メンバーに関しては論外だ




正直言うと早く出ていって欲しい




そんな思いとは反対に、五人は微動だにしない





『どうかしましたか？』



不安に思い、声を掛ける




すると問題ない、と返された




なんだ、心配しなくても良かったじゃないか





それよりも何故ここに無関係の人が居るのか、
それが一番の謎なんだが？




その場の状況を理解していないのは私だけだった

　


はぁ、とため息をつき、部屋に居る人達に向き直った

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