第六話 ページ7
「じゃあ自己紹介してくれ」
『えっとぉ、芳堂 Aって言いまぁす！
気軽にAちゃんって呼んで下さい！
よろしくお願いしまーす♡』
突如シン、と静まり返る教室
おっとぉ？キャラ濃すぎたかな？
「それじゃあAはあそこの席な」
そう言って指をさした席はヒロイン席....ではなかった
はぁ！？何でだよ！
普通この流れだとヒロイン席って決まっとるやろがい！
なんて言う訳にもいかず、『はぁい♡』と返事をして席についた
ふと隣を見ると、目が合った
「俺
おぉ、こいつも顔面偏差値オバケだ
『こちらこそよろしくねぇ！
えっとぉ...鬱島君？』
どう呼べばいいのか分からず語尾が疑問形になってしまったがしょうがない
「鬱君もしくは大先生でええよ〜」
えぇ？何この究極の二択
個人的には鬱島さんか鬱島君が良かったんだが
クソ、どうする？
『......鬱君これからよろしくね♡』
迷った末に鬱君に決めた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
転校して初日の昼休みの時だった
ヤツが私に話しかけて来たのは
「なぁお前」
お弁当が広げられている机に影がさした
『え...？私ですかぁ？』
聞き覚えのあるその声の主を恐る恐る見上げた
「お前大先生に近付くなよ」
...はい？意味分かんないんですけど
第1声がおいお前で２言目に近付くなってってありえなくない？
暴論パレードだよ
『あ〜....分かりましたぁ。善処しますねぇ』
だって隣の席だもん
しょうがないじゃんか
「.....大体なぁ、お前みたいなぶりっ子なんか腐る程
それに、俺らは甘ったるい声で媚び売る女が一番嫌いなんや」
ハッ、と笑って偉そうにしてる緑パーカー
私はコイツを知っていた
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fgr120hzs(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！頑張ってください！ (2022年1月5日 23時) (
レス) @page8 id: d587e0399d (このIDを非表示/違反報告)
あー - 突然ですけど、めっちゃこの話、好きです！！このタイプの話どタイプです！夢主ちゃんの性格もめっちゃ好きです！頑張って下さい！！ (2022年1月4日 12時) (レス) @page4 id: e43b3fdd19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹だんご | 作成日時：2021年12月31日 23時
