第二話 ページ3
グルッペンside
「学校の調子はどうだ？楽しいか？」
「はい。叔父貴のお陰で孤児だった俺達も学校に通うことができています。本当に感謝しかありません。」
敬意の印として正座をして頭を下げる
いわゆる土下座だ
しかしそれを見た叔父貴はおもしろくなさそうだった
「俺はなぁ、かたっ苦しいのは嫌いなんや。
...いつも通りでええで？」
優しい声色でそう言う叔父貴にはやはり敵わない
「...じゃあ、お言葉に甘えてそうさせてもらうわ。
ところで叔父貴、俺らの通う花塚高校に転校生が来るのを知っとるか？」
「転校生？」
頷くと、「知らん」と返ってきた
「どうやらゾム達と同じクラスになるらしいで」
「はぇ〜。こんな時期に転校生なんか珍しいなぁ」
せんべいを片手にお茶をすする目の前の男はどうも極道の組長には見えない
例えるならば近所のお人好しのおじさんだ
「八重組の事もあるし、念の為監視しといた方がいいか？」
それまでボリボリとせんべいを頬張っていた叔父貴の動きがピタリと止まった
そして一瞬で真剣な表情に切り替わった
「そうやなぁ...。八重組との抗争も年々
いいか？グルッペン」
「当たり前やん叔父貴。
俺らは死ぬまで叔父貴に着いてくで」
そう言ってまた頭を下げた
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fgr120hzs(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！頑張ってください！ (2022年1月5日 23時) (
レス) @page8 id: d587e0399d (このIDを非表示/違反報告)
あー - 突然ですけど、めっちゃこの話、好きです！！このタイプの話どタイプです！夢主ちゃんの性格もめっちゃ好きです！頑張って下さい！！ (2022年1月4日 12時) (レス) @page4 id: e43b3fdd19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹だんご | 作成日時：2021年12月31日 23時
