【我々だ】処刑は嫌なので忠誠を誓います (ページ14)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:24,149 hit

作戦開始！　　12話ページ14

予定通りにα国へ侵入した私達は作戦開始まで
戦闘準備をすることになった

私は城の自室へ足を運んだ

城から離れた建物にショッピさんが

ダクトにはゾムさんが待機している

まぁこれで一安心だろう

部屋に入るとダクトから侵入したであろう
ゾムさんが私の武器を興味深そうに眺めている

A「どうかしたんですか？ゾムさん。
何か珍しい武器でもありましたか？」

あまりにも熱心に武器を見ているゾムさんが
気になり、声を掛けてみる

ゾム「なぁ、これがAが言ってた鎌？
へぇ〜、めっちゃかっこええやん！」

ゾムさんの視線の先には、銀色に光る鋭い
刃先、そして、少し装飾が施された鎌があった

A「少し前までは使っていたのですが、最近は物騒になってきたので、目立たないようにその鎌は使っていません」

ゾム「へぇ〜、そうなんや」

...嘘はついていない

目立ちたくないというのは本当だ

絶対に『あの事』は言わない

何があっても、絶対に

ゾムside

作戦開始までに時間があったからAの部屋に行こうと思い、口頭で場所を教えてもらった

ダクトから出て床に着地した

「武器ばっかやん..」

Aの部屋の第一印象は武器だった

勝手だが、俺としてはもっと年頃の少女らしい
可愛い部屋を期待していた

(そもそも許可は取ったといえど、部屋に入って良かったんか？)

改めて考えていると、緊張しているのが分かった

(ちょっと待て、俺とAはそういう関係や無いやん？もっと堂々としてればええんちゃう？)

あーだこーだと考えたいると一つの武器が視界に移りこんだ

(なんや？あの武器。他のと雰囲気が違う)

部屋には他の武器も沢山置いてあったが、この武器はどこか雰囲気が違った

近寄って観察しているとあるマークが目に入る

(このマーク何処かで見た気がするんやけど、
何処やったっけ？)

しばらくその武器を見ていた

するとAが部屋に入ってくる

(今度ロボロにAの事調べて直してもらうか)

そう考えながら彼女と話始めた...