第三話 ページ3
シャトルランが始まってから40分が経過しただろうか
『フゥー、ッハ』
軽く息が上がっているが、まだまだ余裕だ
？「っ、お前、中々やるやんけ！」
結構なボリュームだったから、肩がビクッと揺れた
『私、ですか？』
チラリと声の主を伺う
あれ？
この人さっきの顔面偏差値114514の人だ
？「喋れるなんて、余裕、やなぁ」
『いやそれブーメランなんだけど』
つい早口で喋ってしまって、余計に体力を使った事を後悔する
シャ「シッマ、おま、ソイツと知り合い、なんか？」
『あ、さっきぶり、だね』
汗をかいて、シャオロン君の髪の毛が頬に張り付いているのに少し色気を感じてしまう自分が憎い！
ほら！私デブだから恋愛経験はゼロなんだよ！
すると、前髪が邪魔になったのか、シッマと呼ばれた人が走りながら豪快にかき上げる
その仕草も妙に色っぽくて、シャオロン君といい君もホントに高校生なのかと疑いたいよ！
やや離れた位置にいる女子生徒達も黄色い悲鳴をあげている
ん？あそこの人鼻血出してるけど大丈夫かな？
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『おまえ、ら、早く、落ちろ！』
シャ「いや、や！
それじゃ、勝負、にならん、やん！」
流石にキツイって！
ねぇ！私これでも女子だから！
君達とは違うから！
女子にもっと優しくあれ！！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
シャ「お、れ....もう無理、や」
ガクンと膝をつくシャオロン君
ちなみにシッマとやらは少し前に落ちた
と、いうことは......
『っしゃあぁぁぁ！かっ.....ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、う"』
"勝った"
そう言いたかったのに、女子とは思えない咳が出てきた
『ｹﾞｯﾎ！ｺﾞﾎｯ、』
クッッソ！
勝利の
沈みゆく意識の中で、記録係がびっくりしたように私の記録を言っていた
「記録 132回！」
『....っしゃ、自己、ベス、ト....』
そこで完全に、私の意識が途切れた
続く
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スノウ(プロフ) - 勢いが好きです！更新楽しみにしてます！ (2021年12月7日 1時) (
レス) @page3 id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
花金鳳花(プロフ) - 楽しく拝読させて頂きました｡俊敏なデブ系主良いですね､今後が楽しみです｡体調等に気をつけて更新頑張ってください。 (2021年12月6日 23時) (レス) @page3 id: 7fe3a7997e (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー(プロフ) - 笹だんごさん» それなら良かったわ！私こういう系の小説大好きなんよね！誰が書いとるんかなって思ったら笹ちゃんやったし。貴方は神では？占ツクに神は一体何人いるんだ！？ (2021年12月6日 21時) (レス) id: be3c778e2d (このIDを非表示/違反報告)
笹だんご(プロフ) - コーヒーゼリーさん» ゼリゼリありがと！え、やっば。めちゃめちゃ嬉しいんだけど (2021年12月6日 21時) (レス) id: f3cbb48644 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー(プロフ) - 笹ちゃん！めっちゃ面白い！体に気を付けながら更新頑張ってね！ (2021年12月6日 18時) (レス) @page3 id: be3c778e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹だんご | 作成日時：2021年12月5日 21時
