意識の中で 29話 ページ33
しばらく会話続きます！
視点ナシ
暗い空間の中に2人の少女が立っている
？「久しぶりだな、レナ」
レナ「久しぶりって、さっき会ったでしょ？
ワタシの記憶の中でだけど」
退屈とでも言うように髪の毛をいじり出す
？「...何故Aに手を出した」
レナ「なんでって、不公平だから。アイツばっかり愛されて、オカシイよ！ねぇ、貴女も
そう思わない？」
『ーレイー』
レイと呼ばれた少女は被っていたフードを脱ぐ
レイ「...もうやめようよ、姉さん」
先程とは打って変わって弱々しくなる
レナ「なんで？まだまだ足りない！愛されているあの子が憎い！！」
レナと呼ばれた少女は顔を歪めて言う
レナ「辛かったんだよ。愛する妹も死んで、
両親も死んで、たった一人で暮らしてた」
過去であの子に会った時に思った
ワタシが彼女なれば幸せに生きられるんじゃないかって
彼女は狂ったように笑い出す
レナ「ずっと待っていた！この時を！今度こそ幸せになれる！あの玩具達と一緒に！」
レイは何かを考えていた
レイ「姉さんにとっての幸せは何？」
レナ「っ、それは」
レイ「皆待ってるよ？レナの事」
レナ「！」
レイ「母さんも父さんも、私も」
レナ「...」
レイ「姉さん、私じゃ駄目？」
レイ「私は姉さんがいい！たった一人の、私の大事な姉さんが、大好きだから！」
ポタポタと何かが落ちる音がする
レイ「...一緒に、行こう？」
そう言って手を差し伸べる
レナ「今からでも、遅くないの？」
レナの声は震えていた
レイ「全然遅くない。でもまずはAに謝りに行こう？」
レナ「うん！」
レイ「じゃあ、行こうか」
幼い2人の少女の気配が消えた
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笹だんご(プロフ) - コメントありがとうございます！初めてコメントしてもらったのでとても嬉しいです！もっと上手く小説が書けるように頑張ります！ (2021年8月12日 19時) (
レス) id: f3cbb48644 (このIDを非表示/違反報告)
虹ん子 - 楽しみにしてます！投稿頑張ってください！！ (2021年8月12日 18時) (レス) id: c9f6920700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹だんご | 作成日時：2021年8月10日 16時
