貴女は誰？ 27話 ページ31
目にしたのは真っ暗な空間
A「最初の所に戻って来たんだ」
レナの寂しそうな顔を思い出して泣きそうになったけど、泣くのは今じゃない
「正しい判断だな」
A「うわっ！」
「全く、可愛げの欠片も無いな」
(覚えとけよ、後で絶対処す)
A「そう言えば、名前聞いて無かったよね？なんていうの？」
「何言ってんだ？私はお前の一部だぞ？」
A「うぇ？い、一部？」
「そうだ、まぁ、お前の唯一の良心とでも思っていればいい」
A「え、何？喧嘩売ってんの？」
「冗談だ。お前の一部には変わりないけどな」
A「うん、分かった。ってそれより、
アイツをなんとかしないと！」
「うーん、方法は無くはないが...」
A「お願い、教えて！」
「そんなにアイツらが大事か？」
彼女が言うアイツら、は恐らくゾムさん達の事を言っているんだろう
A「あの人達は私を殺そうとした。でも、それは私がわるいし、殺したくないって言ってたんだよ！その時ね、すっごく嬉しかった。だから、私は彼らに謝りたい。現実に戻って、呪いが回って死んでもいい。だからっ」
「分かった。協力する。ただ、覚悟しておけ」
A「覚悟？何の？」
「....お前は、もう長くは持たない。持って
半年だろう」
半年か
短いなぁ
A「そっ、か。分かった」
それでも良い
最後まで彼らの傍に居れるのなら
吸血鬼だからとか、もう関係無い
A「お願いっ、早くっ！」
「分かった。いいか、よく聞け。今からアイツの相手は私がする。その間にお前がなんとかしろ。長くても10分だ。チャンスは今しか無い。失敗したら二度と体に戻れないからな。
...行くぞっ！」
またしても、眩い光が私を覆った
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笹だんご(プロフ) - コメントありがとうございます！初めてコメントしてもらったのでとても嬉しいです！もっと上手く小説が書けるように頑張ります！ (2021年8月12日 19時) (
レス) id: f3cbb48644 (このIDを非表示/違反報告)
虹ん子 - 楽しみにしてます！投稿頑張ってください！！ (2021年8月12日 18時) (レス) id: c9f6920700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹だんご | 作成日時：2021年8月10日 16時
