エーミールside ページ19
エーミールside
彼女と会った時の第一印象は『可愛い』だった
もしかしてアレは俗に言う一目惚れ、だったのかもしれない
彼女を案内している時に、色々な話をした
最初は警戒していたがたった数時間で信用してしまった
自分でもあっさり信用してはいけない
と分かっていた
だが、彼女からは人間特有のずる賢い考えは
微塵も感じられなかった
しかも、彼女と彼女の大切な兄弟達は虐待を受けていたと知って衝撃を受けた
彼女は他の人間と違う
彼女なら仲間達も受け入れてくれるのではないか？
そう考えていると、彼女がまた図書館に来ても良いかと尋ねて来た
それも可愛らしい表情付きで
その表情に思わず見とれていると返事をしない事が不安になったのか目を瞑っていた
Aさんなら大歓迎と伝えると嬉しそうに
微笑んだ
可愛い
私はたった一日で彼女に恋をしてしまった
今度の会議で彼女を人間としてこの軍に受け入れられないか提案してみよう
幸せを噛み締めていると後ろからコネシマさんに声をかけられた
しまった！
彼女は初対面でコネシマさんに暴力を振るわれたためトラウマを持っているはずだ
案の定彼女は怯える
彼女に近づこうとするコネシマさんを止めようとしたが適わなかった
クソっ
私がもっと強ければ...！
心配してくれる彼女にコネシマさんは追い討ちをかけた
それは恐らく彼女の前では触れてはいけない
"モノ"だった
突然周りの物が浮かび上がった
！？
あの現象はなんだ？
重力を無視している
原因は十中八九Aさんだ
彼女はコネシマさんを標的にしている
何としてでも止めなければ！
インカムでロボロさんに急いで連絡を取る
エミ「急いで幹部全員を中庭の廊下に呼んで下さい！それと戦闘準備をお願いします！」
ロボ「落ち着き！何があったん？」
エミ「...Aさんが...暴走した」
ロボ「ブフッww、ちょ、エミさん何冗談言ってんのwwあの子は人間だよ？しかも女の子！
暴走だなんてあの子はどんな力を..」
ドォンッ
ロボ「！？」
エミ「冗談では無いんです！早くしないと
コネシマさんが死んでしまう！！」
ロボ「っ分かった！」
？
何か彼女に違和感を感じる
よく目を凝らして見ると胴体から首筋にかけて何かの模様が少しづつゆっくりと浮かび上がってくる
それは腕や脚も一緒だった
ズドォンッ
コネ「クッソッ！」
エミ「コネシマさん、今皆さんを呼びました！後少しです！私もサポートするので頑張って下さい！」
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笹だんご(プロフ) - コメントありがとうございます！初めてコメントしてもらったのでとても嬉しいです！もっと上手く小説が書けるように頑張ります！ (2021年8月12日 19時) (
レス) id: f3cbb48644 (このIDを非表示/違反報告)
虹ん子 - 楽しみにしてます！投稿頑張ってください！！ (2021年8月12日 18時) (レス) id: c9f6920700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹だんご | 作成日時：2021年8月10日 16時
